問98-248 解説



問248

70歳男性。泌尿器科外来にて、以下の薬剤が処方された。

(処方)
ハルナールOD 錠(注)  0.2mg  1回1錠 (1日1錠)
1日1回 朝食後 90日分
(注:タムスロシン塩酸塩の徐放性粒を含有する口腔内崩壊錠)


この処方で期待されるタムスロシンの薬理作用として、正しいのはどれか。
1つ選べ。


1 アセチルコリンM受容体を遮断し、膀胱平滑筋を弛緩させる。
2 アドレナリンβ受容体を刺激し、膀胱平滑筋を弛緩させる。
3 コリンエステラーゼを阻害し、膀胱平滑筋を収縮させる。
4 アドレナリンα受容体を遮断し、前立腺平滑筋や尿道括約筋を弛緩させる。
5 テストステロンの産生を抑制し、前立腺を縮小させる。






タムスロシンは、α1受容体遮断薬です。
前立腺平滑筋や、尿道括約筋を弛緩させ
前立腺肥大症に伴う排尿障害に用いられる薬です。

よって、正解は 4 です。


ちなみに
M3 受容体を遮断すると、膀胱平滑筋は弛緩します。つまり、蓄尿の方向に作用します。
β2 受容体を刺激すると、暴行平滑筋は弛緩します。つまり、蓄尿の方向に作用します。
コリンエステラーゼを阻害すると、アセチルコリンの量が増加します。その結果、排尿の方向に作用します。
又、テストステロンの産生を抑制すると、前立腺は縮小します。