問98-257 解説



問257

63歳男性。腎不全で透析施行中の入院患者に以下の薬剤が追加で処方された。

(処方1)
ナテグリニド錠90mg 1回1錠(1日3錠)
1日3回 朝昼夕食直前 7日分

(処方2)
ロスバスタチンカルシウム錠2.5mg 1回1錠 (1日1錠)
1日1回 夕食後 隔日投与 4日分


その後、患者に貧血症状が出たため、エポエチンアルファが処方された。
この処方薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。
2つ選べ。

1 トロンボポエチン受容体を刺激する。
2 赤芽球前駆細胞に直接作用して、赤血球への分化・増殖を促進する。
3 血漿中の鉄と結合して造血組織に移行し、ヘモグロビン合成系への鉄の供給を促進する。
4 赤血球増多により、副作用として血栓塞栓症を起こすことがある。




エポエチンアルファは、赤血球前駆細胞に直接作用し、造血作用を発揮します。
よって、トロンボポエチン受容体を刺激するわけではありません。
選択肢 1 は誤りです。


選択肢 2 はその通りの記述です。


エポエチンアルファは、血漿中の鉄と結合して造血組織へ移行するということはありません。
トランスフェリンについての記述であると考えられます。
選択肢 3 は誤りです。


選択肢 4 はその通りの記述です。


以上より、正解は 2,4 です。