問100-194 解説





問194 
骨粗鬆症治療薬である
新薬Aの評価を行うため文献を収集した。

椎体骨折予防効果を既存薬 Y と比較した
無作為化二重盲検比較試験のデータが得られ
新薬Aによる予防効果が
大きいことが示されていた(図)。

この結果から得られる新薬Aの
治療必要数(NNT)が25であるとき
図の(ア) に入る数値として適切なのはどれか。1 つ選べ。


1 5
2 10
3 15
4 20
5 25



NNT は
絶対リスク減少の逆数です。



選択肢 1 が正解だとすると
(ア)が 5 なので
推体骨折のリスクが 新薬投与群では
5/500 = 1/100 となります。

一方、既存薬群では
30/500 = 6/100 となります。
(もう少し約分できますが、新薬投与群と
分母を揃えています。)

リスクの差は
6/100 - 1/100 = 5/100 = 1/20
です。

従って、逆数をとると、NNT は 20 です。
25 ではないため、選択肢 1 は誤りです。



以下、同様に選択肢を検討すると
選択肢 2 が正解です。

(ア)が 10 とすると
新薬投与群において、推体骨折のリスクは
10/500 = 2/100 となります。

既存薬とのリスクの差は
6/100 - 2/100 = 4/100 = 1/25 です。
従って、逆数をとると、NNT は 25 となります。



以上より、正解は 2 です。