問100-264 解説





問264-265 
65歳男性。
糖尿病性腎症により入院した。
血糖コントロールのためのインスリン製剤のほか
以下の薬剤が処方された。

(処方1)
球形吸着炭細粒分包 2g  
1回1包 (1日3包)
1日3回 朝昼夕食後2時間 7日分

(処方2)
ロサルタンK錠 50 mg 
1回1錠(1日1錠)
1日1回 朝食後 7日分

(処方3)
フェロジピン錠 2.5 mg 
1回1錠(1日2錠)
1日2回 朝夕食後 7日分

(処方4)
ダルベポエチンアルファ
(遺伝子組換え)注射液 20 μg  
1 回 20 μg 静脈内投与


問264(実務)
この患者への服薬説明および指導の内容として
適切なのはどれか。
2つ選べ。

1 処方1の薬剤は
小腸で吸収されて
血液中の有害物質を吸着して排泄させます。

2 処方2および3の薬剤は
いずれも血圧を下げます。

3 処方2の薬剤で
血清カリウム値が低くなることがあります。

4 グレープフルーツジュースは
処方 3 の薬剤の作用を増強する恐れがあります。

5 処方4の薬剤は
毎日注射しないと効果が得られません。



選択肢 1 ですが
処方1の薬剤(商品名:クレメジン など)は
体内で吸収されずに、そのまま糞便に排出されます。
小腸で吸収されるわけでは、ありません。


よって、選択肢 1 は誤りです。


選択肢 2 は、正しい選択肢です。
ARB 及び Ca拮抗薬です。



選択肢 3 ですが
ARB の代表的な副作用は
高 K 血症です。
血清カリウム値が低くなることがある 
という説明は、不適切であると考えられます。


よって、選択肢 3 は誤りです。



選択肢 4 は、正しい選択肢です。



選択肢 5 ですが
ダルベポエチンは
最短でも、1週間に1回の投与で用いられる薬です。
毎日注射しなければ効果がえられない
ということは、ありません。


よって、選択肢 5 は誤りです。



以上より、正解は 2,4 です。