問141 薬剤師の守秘義務(刑法第134条)に 関する記述のうち、正しいのはどれか。2 つ選べ。 1 親告罪である。 2 正当な理由がある場合には 秘密を漏らしても、守秘義務違反にならない。 3 守秘義務違反によって 懲役刑に処されることはない。 4 医師と薬剤師の守秘義務では 規定されている刑罰に差がある。 5 業務上知り得た秘密であっても その後、薬剤師でなくなった場合には その秘密を漏らしても 守秘義務違反にならない。 問142 医薬品の製造販売業及び 製造業に関する記述のうち 正しいのはどれか。1 つ選べ。 1 製造業の許可は 品目ごとに受けなければならない。 2 製造業の許可には 第1種と第2種の区分がある。 3 製造業の許可については GQP が許可要件である。 4 製造販売業者が 医薬品を自社工場で製造する場合には 製造業の許可が必要である。 5 製造販売業者が 自ら輸入した医薬品を薬局開設者に販売する場合には 医薬品販売業の許可が必要である。 問143 指定薬物に関する記述のうち 正しいのはどれか。2 つ選べ。 1 麻薬及び向精神薬取締法に基づき 厚生労働大臣が指定する。 2 販売を行う際には 指定薬物販売業の許可を得る必要がある。 3 大麻は、指定薬物に該当しない。 4 厚生労働大臣は 指定薬物である疑いがある物品を発見し 必要があると認めるときは 当該物品の販売者等に対し、検査を受ける べきことを命ずることができる。 5 指定薬物を廃棄しようとする者は その数量等を都道府県知事に届け出て 職員の立会の下で廃棄しなければならない。 問144 医療従事者に関する記述のうち 正しいのはどれか。2 つ選べ。 1 看護師は、原則として、医師の指示がなくても 医薬品を授与し、医薬品についての指示をすることができる。 2 薬剤師は、病棟業務においては 診療の補助を業として行える。 3 医師は、治療上薬剤を調剤して 投与する必要があると認めた場合には 原則として、処方箋を交付しなければならない。 4 診療に従事する医師は 診察治療の求めがあった場合には 正当な事由がなければ これを拒むことはできない。 5 保健師とは、助産又は妊婦 じょく婦若しくは新生児の 保健指導を行うことを業とする女子をいう。 問145 毒物及び劇物取締法に関する記述のうち 正しいのはどれか。つ選べ。 1 特定毒物研究者は 特定毒物を学術研究以外の用途で 使用することができる。 2 毒物劇物営業者は 毒物又は劇物を直接に取り扱う 製造所、営業所又は店舗ごとに 原則として、専任の 毒物劇物取扱責任者を置かなければならない。 3 毒物劇物営業者は 毒物又は劇物の譲渡に係る書面を 販売又は授与の日から 10年間保管しなければならない。 4 毒物劇物営業者は その取扱いに係る毒物又は劇物が盗難にあい 又は紛失したときは、直ちに その旨を警察署に届け出なければならない。 5 毒物劇物営業者は その製造所、営業所又は店舗の名称を変更したときは 新たに登録を受けなければならない。 問146 医薬品副作用被害救済制度に関する 記述のうち、正しいのはどれか。 2 つ選べ。 1 救済給付金は 国からの補助金で賄われている。 2 キノホルムによるスモン (SMON)が制度発足の契機となった。 3 治験薬による健康被害も 救済対象になる。 4 予防接種法の規定による 定期の予防接種で生じた健康被害は 救済対象とならない。 5 健康被害の程度によらず 救済される制度である。 問147 公的医療保険制度に関する記述のうち 正しいのはどれか。 2 つ選べ。 1 国民皆保険制度が成立したのは 昭和30年代である。 2 国民健康保険の 保険者は、国である。 3 最も加入者が多いのは 後期高齢者医療制度である。 4 全国健康保険協会管掌健康保険は 被用者保険である。 5 生活保護受給者は 国民健康保険に加入する。 問148 下図は、ある県内の 保険医療機関2施設 保険薬局2施設及び 患者宅との位置関係を図示したものである。 以下の説明のうち 適切なのはどれか。2 つ選べ。 1 アの調剤所は 患者がウで受け取った処方箋に基づき 調剤することができる。 2 ウは 患者に対する調剤は一切できない。 3 エは 患者がアで受け取った処方箋を持参した際に 在庫がなければ調剤を断ることができる。 4 エは イで分割調剤を行った後の 処方箋を受け付けた場合 残りの分の調剤を行うことができる。 5 エには無菌調剤室がないが 適切に手続きをすれば エの薬剤師がイの無菌調剤室を利用して 無菌調剤を行うことができる。 問 149 治験に関する記述のうち 正しいのはどれか。 2 つ選べ。 1 新有効成分について 我が国で初めて治験計画の届け出をした者は 届け出の 日から 30日以内に治験を開始しなければならない。 2 希少疾病用医薬品の治験には GCP は適用されない。 3 治験薬に添付する文書には 予定される販売名や予定される効能効果を 記載し てはならない。 4 健康成人を対象とした 治験への参加の同意については 文書での同意を要しな い。 5 治験審査委員会には 医学、薬学等の専門的知識を有する者 以外の者の参加が 必要である。 問 150 リスボン宣言に基づく 未成年患者への医療従事者の対応として 適切なのはどれか。 1 つ選べ。 1 患者が他の医師の意見を求めないよう配慮する。 2 患者からの質問は直接受けず、保護者経由で受ける。 3 患者本人の意思が治療に反映されるように配慮する。 4 治療を保護者が拒否する場合には、いかなる状況にあっても、それに従う。 5 成人の患者よりも治療の選択の幅を狭くする。 |