問101-114 解説


問114
下図は、ペントースリン酸回路
(一部)の概略を示している。

これに関する記述のうち
正しいのはどれか。2つ選べ。
なお、P はリン酸基を表す。



1 1の反応では、ニコチンアミド
アデニンジヌクレオチドの酸化型
(NAD^+)から還元型(NADH)が
生成される。

2 2の反応では
二酸化炭素(CO2)が生じる。

3 代謝中間体 X を生成する 3 の反応において、
ADP から ATP が生成される。

4 4の反応で生成する代謝中間体 Y は
核酸合成に利用される。

5 1~4の反応は
主にミトコンドリアのマトリックスで行われる。


選択肢 1 ですが
解糖系と、ペントースリン酸回路の
大きな違いの一つが

解糖系は
NAD+ → NADH で

ペントースリン酸回路は
NADP+ → NADPH という点です。

NAD+ を、NADP+ に
NADH を、NADPH にした記述が正しいです。

よって、選択肢 1 は誤りです。


選択肢 2 は、正しい選択肢です。
炭素が 1 つ減っている点からも
推測できます。


選択肢 3 ですが
ペントースリン酸回路では
ATP の生成はありません。

選択肢 3 は誤りです。


選択肢 4 は、正しい選択肢です。
Y は、リボース 5 リン酸です。


選択肢 5 ですが
ペントースリン酸回路は
細胞質内で進行します。
ミトコンドリアでは、ありません。


以上より、正解は 2,4 です。