問101-4 解説


問4
クロマトグラフィーで用いられるパラメータのうち
クロマトグラム上のピーク相互の
保持時間の関係を示す値はどれか。
1つ選べ。

1 分離係数
2 シンメトリー係数
3 保持容量
4 理論段数
5 理論段高さ



クロマトグラムにおける
基本的な注目する場所を
以下にまとめました。


カラムに試料を流して
ピークが出始めるまでの時間と
ピークの幅・高さ に注目します。

後は、基本的用語の定義を
一言で思い出せるようにするとよいです。

本問の選択肢は、全て
クロマトグラムの基本的な用語と
考えてよいです。


選択肢 1 は、正しい選択肢です。
分離係数とは
複数の試料がある時の
tR -t0 の比 です。
式で表すと、以下のようになります。




選択肢 2 ですが
シンメトリー係数とは
ピークの対称性を示すパラメータです。
要は、ぱっと見での線対称具合です。
W0.05h (ピークの1/20 高さ)と
f の2倍(= 2f ) の比です。
式で表すと、以下のようになります。


選択肢 3 ですが
保持容量とは、保持時間を
流した液量で表したものです。

単位を体積に変えた
保持時間のようなものです。



選択肢 4,5 ですが
理論段数 はカラム性能の指標です。
大きい値の方が、優れた分離系です。

優れた分離系という表現を
より具体的に表すと
「保持時間に対して
ピークがシャープに出る」カラムです。
式で表すと、以下のようになります。

そして、理論段高さとは
カラムの長さを L とした時
L ÷ 理論段数 のことです。

カラムを階段のように例えて考えると
イメージしやすいと思います。



以上より、正解は 1 です。