国試102回 問111~115

 

111

下図は心臓の洞房結節の活動電位波形である。これに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

 

1 交感神経の興奮により静止膜電位が低下し、心拍数が変化する。

2 4相での変化は、Na+チャネルの開口による細胞内へのNa+流入に起因する。

3 0相での変化は、LCa2+チャネルの開口による細胞内へのCa2+流入に起因する。

4 3相での変化は、K+チャネルの開口による細胞外へのK+流出に起因する。

5 3相での変化が、心室筋の弛緩を起こす。

 

この問題の解説へ


 

112

下図は自律神経系(交感神経系、副交感神経系)の遠心路の模式図である。以下の記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。ただし、図中の神経系A、神経系B、神経系Cは交感神経系あるいは副交感神経系のいずれかを示す。

 

1 神経系Aは、副交感神経系である。

2 神経系Aの興奮により、大部分の血管平滑筋が収縮する。

3 神経系Bの節前線維は、主に胸髄及び腰髄の側角から発する。

4 神経系Bの興奮時には、瞳孔括約筋が収縮して、縮瞳が起こる。

5 神経系Cの神経終末からノルアドレナリンが放出される。

 

この問題の解説へ


 

113

ヒトの体内で働くタンパク質分解酵素(プロテアーゼ)に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

 

1 膵臓から分泌されるキモトリプシンは、タンパク質のC末端から順次アミノ酸を遊離する。

2 トリプシンの触媒作用には、その活性部位にあるセリン残基が関与する。

3 トリプシノーゲンは、十二指腸上皮細胞から分泌されるエンテロペプチダーゼ(エンテロキナーゼともよばれる)により小腸内でトリプシンに変換される。

4 アンチトロンビンは、主として血管内皮細胞から分泌され、トロンビンの活性を阻害する。

5 組織プラスミノーゲンアクチベーターは、血液凝固反応で形成されたフィブリンの分解反応を触媒する。

 

この問題の解説へ


 

114

下図は、ヒトの尿素回路(オルニチン回路)の概略を示している。以下の記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

 

1 の反応では、ATPが消費される。

2 の反応は、この回路の律速段階である。

3 化合物Aは、一酸化窒素(NO)合成酵素の基質となる。

4 NH3の窒素原子は、この回路により化合物Bに組み込まれる。

5 この回路の一部の反応はペルオキシソーム内で行われるが、それ以外は細胞質で行われる。

 

この問題の解説へ


 

115

ピリミジンヌクレオチドの代謝に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

 

1 ピリミジン骨格の生合成には、グルタミンとアスパラギン酸が利用される。

2 ピリミジンヌクレオチドの生合成は、最終産物のシチジン5'-三リン酸(CTP)によりフィードバック阻害される。

3 デオキシウリジン5'-一リン酸(dUMP)からデオキシチミジン5'-一リン酸(dTMP)の生合成において、S-アデノシルメチオニンがメチル基供与体として働く。

4 ピリミジンヌクレオチドの分解により、尿酸が生成される。

 

この問題の解説へ


 


次の問題



目次に戻る