102-112 解説


112

下図は自律神経系(交感神経系、副交感神経系)の遠心路の模式図である。以下の記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。ただし、図中の神経系A、神経系B、神経系Cは交感神経系あるいは副交感神経系のいずれかを示す。



1 神経系Aは、副交感神経系である。

2 神経系Aの興奮により、大部分の血管平滑筋が収縮する。

3 神経系Bの節前線維は、主に胸髄及び腰髄の側角から発する。

4 神経系Bの興奮時には、瞳孔括約筋が収縮して、縮瞳が起こる。

5 神経系Cの神経終末からノルアドレナリンが放出される。



節後が長いのが、交感神経です。

短いのが、副交感神経です。


例外的に節がないのは

支配器官が副腎である交感神経です。

(これは、副腎が神経節の一種であるからです。)



選択肢 1 は、正しい記述です。

(節後が短いので、副交感神経とわかります。)



選択肢 2 ですが

副交感神経系の興奮により

多くの血管平滑筋は弛緩します。

よって、選択肢 2 は誤りです。



選択肢 3 は、正しい記述です。

(本番では、他の選択肢を切るのが現実的と思います。)



選択肢 4 ですが

交感神経の興奮時なので、散瞳します。

よって、選択肢 4 は誤りです。



選択肢 5 ですが

神経 C は、交感神経の節前と考えればよいです。

そのため、神経伝達物質は、アセチルコリンです。

ノルアドレナリンでは、ありません。

よって、選択肢 5 は誤りです。




以上より、正解は 1,3 です。