国試102回 問131~135

 

131

染料などの工業原料に使用され、N-水酸化により代謝的活性化されて膀胱がんの原因となるのはどれか。2つ選べ。

 

 

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132

化学物質の遺伝毒性試験に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

 

1 Ames試験は、化学物質の遺伝毒性をSalmonella Typhimurium変異株の復帰突然変異の出現頻度により検出する方法である。

2 Ames試験で用いる細菌は、ヒトや動物の組織と同様の異物代謝反応を起こす変異株である。

3 化学物質による染色体切断後の修復の度合いを観察する試験として、特定の細菌を用いたコメットアッセイがある。

4 ほ乳動物細胞を用いたin vitro小核試験では、細胞分裂が阻害されて生じる小核を検出する。

5 遺伝毒性の有無は、Ames試験に加え、げっ歯類又はほ乳動物細胞を用いた試験を組み合せて評価される。

 

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133

有害化学物質に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

 

1 マラチオンは残留性が低いので、残留農薬基準値は定められていない。

2 2,3,7,8-テトラクロロジベンゾ-p-ジオキシンの毒性等価係数は1である。

3 鉛の消化管吸収率は、成人より幼児の方が高い。

4 有機スズ化合物に内分泌かく乱作用が認められるため、缶詰の内側をスズメッキするのは禁止されている。

5 無機ヒ素はヒト体内でメチル化を受け、毒性の低いアルセノベタインに変換される。

 

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134

ある農薬を様々な濃度で餌に混ぜ、ラットに2年間与え、慢性毒性を評価したところ、何らの病変も認められなかった最大の農薬濃度は0.02%であった。以下の条件のとき、この農薬の1日許容摂取量(ADImg/kg体重/日)として最も近い値はどれか。1つ選べ。

ラットの1日あたりの摂餌量:25g

ラットの平均体重:250g

ヒトの平均体重:50kg

安全係数:100

 

1 0.01

2 0.2

3 5

4 20

5 125

 

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135

化学物質AD及び「化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律(化審法)」に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

 

1 化学物質ABCは、いずれも第一種特定化学物質である。

2 化学物質Dは第一種特定化学物質であるが、特定の用途においては代替品がないので、環境汚染のおそれがない場合に限り、例外的に使用が認められている。

3 第二種特定化学物質は、難分解性、低蓄積性で、ヒト及び生活環境動植物への長期毒性をもつ化学物質である。

4 化学物質Aは油症事件で問題になった物質で、この事件は化審法制定の契機となった。

5 監視化学物質とは、分解性があり、蓄積性が認められなくても、ヒトへの長期毒性又は生活環境動植物への長期毒性のおそれのある化学物質のことである。

 

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