国試102回 問180~184

 

180

体温と発熱に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。

 

1 体温は延髄にある体温調節中枢によって調節される。

2 体温を変化させる生物学的因子の1つに月経周期がある。

3 インターロイキン-1は内因性発熱物質である。

4 体温調節中枢でのプロスタグランジンE2の産生が発熱に関与する。

5 発熱をきたす疾患の1つに膠原病がある。

 

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181

ネフローゼ症候群の治療に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

 

1 初期治療の基本は副腎皮質ステロイド薬である。

2 タンパク尿改善と静脈血栓予防に抗血小板薬が用いられる。

3 浮腫の改善には抗アルドステロン薬が第1選択薬となる。

4 高カリウム血症を併発するときは球形吸着炭が用いられる。

5 高コレステロール血症が持続する場合はエゼチミブが第1選択薬となる。

 

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182

22歳男性。1ヶ月ほど前から体に違和感があり、「就職したばかりで慣れないので緊張しているのかな?」と思っていた。「少し前にショックな出来事があり、その事を引きずっているのかな?」とも思っていた。

数日前、「背後で上司が自分の事を非難する声」が聞こえてきた。その声は毎日のように続き、そのことを考えると不眠となった。受診の結果、統合失調症と診断され、薬物治療が開始されることとなった。

この症例に関し、正しいのはどれか。2つ選べ。

 

1 統合失調症の発症は、思春期から青年期ではまれである。

2 急性期の治療には非定型抗精神病薬の多剤併用療法が推奨される。

3 定型抗精神病薬による治療を開始した際の注意すべき副作用に悪性症候群がある。

4 多元受容体作用抗精神病薬(MARTA)による治療では、体重増加に注意する必要がある。

5 錐体外路症状の発症予防のため、レボドパの併用が推奨される。

 

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183

中耳炎に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

 

1 中耳炎は鼻炎、咽頭炎に続いて発症することが多い。

2 急性中耳炎は成人に好発し、耳痛と耳漏が主症状である。

3 急性中耳炎では、軽症でも初期から抗菌薬を投与する。

4 慢性中耳炎の主な起因菌は肺炎球菌、インフルエンザ菌、モラクセラ・カタラーリスである。

5 慢性中耳炎の主症状は、耳漏と難聴である。

 

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184

45歳男性。仕事上、接待での飲食が多く、最近の半年間で4kgの体重増加を認めた。右母趾の関節痛が生じたため近医を受診したところ、血清尿酸値の高値を指摘され、非ステロイド性抗炎症薬の服用により関節痛の改善を認めた。

この患者の治療に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

 

1 痛風関節炎を繰り返す場合は血清尿酸値の目標を6.0mg/dL以下とする。

2 血清クレアチニン値2.0mg/dL以上の腎機能障害を伴う場合はベンズブロマロンを選択する。

3 尿路結石を合併する場合はベンズブロマロンを選択する。

4 尿酸排泄促進薬を使用する場合は、尿アルカリ化薬を併用する。

5 痛風関節炎の再発予防のため、少量の非ステロイド性抗炎症薬を継続投与する。

 

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