102-183 解説


183

中耳炎に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

 

1 中耳炎は鼻炎、咽頭炎に続いて発症することが多い。

2 急性中耳炎は成人に好発し、耳痛と耳漏が主症状である。

3 急性中耳炎では、軽症でも初期から抗菌薬を投与する。

4 慢性中耳炎の主な起因菌は肺炎球菌、インフルエンザ菌、モラクセラ・カタラーリスである。

5 慢性中耳炎の主症状は、耳漏と難聴である。



中耳は、鼓膜から奥のことです。

中耳炎になると、鼓膜の奥に膿がたまり、はれます。


急性中耳炎は

あらゆる年代でおきますが

3ヶ月から3歳程度が好発時期です。

原則、鎮痛剤を投与し、自然回復を期待します。


主な原因菌は

黄色ブドウ球菌、肺炎球菌、インフルエンザ菌などの

そこらへんにいつもいっぱいいる菌です。

以上を踏まえ、各選択肢を検討します。



選択肢1は、正しい記述です。



選択肢 2 ですが

成人ではなく、3ヶ月から3歳程度が好発です。

よって、選択肢 2 は誤りです。



選択肢 3 ですが

耐性菌の問題もあり

使用のメリットが大きいと考えられる

急性中耳炎を繰り返す患者などに対してのみ

抗菌剤使用が推奨されます。


軽症でも初期から投与するという記述は

誤りであると考えられます。

よって、選択肢 3 は誤りです。



選択肢 4 ですが

モラクセラ・カタラーリスは

幼児の肺炎の三大原因菌の一つです。

中耳炎の主な起因菌では、ありません。

よって、選択肢 4 は誤りです。



選択肢5 は、正しい記述です。




以上より、正解は1,5 です。