102-32 解説


32

K+チャネル開口作用と分子内からの一酸化窒素(NO)遊離作用を併せもつ狭心症治療薬はどれか。1つ選べ。

 

1 ニコランジル

2 べプリジル

3 ミノキシジル

4 グリべンクラミド

5 硝酸イソソルビド



選択肢 1 は、正しい選択肢です。



選択肢 2 ですが

ベプリジルは、クラスⅣ抗不整脈薬の一つです。

Ca チャネルだけでなく

非特異的に、様々なチャネル遮断作用を示します。

遮断なので、K+チャネル開口ではありませんし

NO遊離作用もありません。



選択肢 3 ですが

ミノキシジルは、リアップの有効成分です。

発毛用外用薬です。

狭心症治療薬では、ありません。



選択肢 4 ですが

グリベンクラミドは、SU(sulfonylurea:スルホニル尿素)薬です。

膵臓のβ細胞膜のSU受容体に結合します。


SU受容体結合の後、ATP依存性K+チャネルが閉じる

→膜の脱分極

→膜電位依存性Ca2+チャネルが開く

→細胞内Ca2+濃度が上昇

→インスリン分泌が促進という流れを経ます。



選択肢 5 ですが

硝酸イソソルビドは狭心症治療薬です。

分子内からのNO遊離作用を持ちます。

しかし、Kチャネル開口作用はありません。



以上より、正解は 1 です。



類題

96-218

97-33

97-151

97-160

99-161

99-254

101-151