102-35 解説


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ビルダグリプチンの血糖降下作用の機序はどれか。1つ選べ。

 

1 α-グルコシダーゼ阻害

2 ATP感受性K+チャネル遮断

3 アルドース還元酵素阻害

4 ジペプチジルぺプチダーゼ-4DPP-4)阻害

5 グリコーゲン合成静素阻害



ビルダクリプチンは、DPP-4阻害薬です。


DPP-4 は、腸管ホルモンである

インクレチンというホルモンを

不活化するような酵素(セリンプロテアーゼ)です。


この DPP-4 を阻害することにより

インクレチンの働きを間接的に助けることで

インスリン分泌が促進されます。


この薬の特徴として

インスリン分泌の調節が、グルコース濃度依存的に行われる

という点が上げられます。


すなわち

高血糖の時のみ、この薬は作用するのです。


糖尿病治療薬につきものであった副作用である

低血糖が起こりにくい薬として

DPP-4 阻害薬は知られています。



以上より、正解は 4 です。



参考)薬理学まとめ 3-5-1)

(糖尿病治療薬)