問39 ゲンタマイシンの作用機序はどれか。1つ選べ。
1 葉酸合成阻害 2 細胞壁合成阻害 3 タンパク質合成阻害 4 DNA複製阻害 5 DNAからRNAへの転写阻害 ゲンタマイシンは、アミノグリコシド系抗生物質です。 リボソームの30S,50Sサブユニットに結合し タンパク合成阻害により、殺菌的に作用します。 アミノグリコシドといえば 代表的副作用として、難聴等の第8神経障害が知られる薬です。 正解は 3 です。 ちなみに 葉酸合成阻害薬といえばサルファ薬です。 代表例は、ST合剤に含まれるスルファメトキサゾールです。 細胞壁合成阻害といえば、β-ラクタム系です。 代表例は、ペニシリンです。 DNA 複製阻害薬といえば 代表例は、DNA ジャイレースに作用する、キノロン系抗生物質です。 ◯◯フロキサシン(レボフロキサシン、ノルフロキサシンなど)が代表例です。 RNAへの転写阻害といえば RNAポリメラーゼ阻害により効果を示すリファンピシンが代表例です。 |