102-84 解説


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妊婦への投与が禁忌である医薬品はどれか。1つ選べ。

 

1 アセトアミノフェン

2 インスリン

3 炭酸リチウム

4 プレドニゾロン

5 へパリンナトリウム



本問はすぐにリチウムではないかと

考えたいところです。

後はインスリンで悩んだかもしれません。


それぞれの薬の「キレのよさ」について

大雑把なイメージを受験生各自は持っていると思います。


キレのいい薬はリスクも高く

妊婦には禁忌ではないか・・・。と考えた時に

TDM 対象薬である点などから

リチウムが一番正しそうに見えるのではないでしょうか。



ちなみに

インスリンは妊婦に禁忌ではありませんが

患者のインスリン需要量が変わりやすく注意が必要です。


一般的には、妊娠初期に、需要量は減少します。

つわりとか考えると想像しやすいかもしれません。

(食べない→あんまりインスリンいらないのでは?

ということです。)


ただし、あまりつわりがない人もいるし

あくまで一般的傾向であることに注意が必要です。


そして

妊娠中期、後期にはインスリン需要量が増加する傾向にあります。



その他妊婦で禁忌といえば

NSAIDs。ACE阻害薬などがあります。


降圧薬も

多くのCa拮抗薬などが禁忌になります。

妊娠高血圧には、どうするのかと連想するかもしれません。

ガイドラインが出ており、メチルドパなどが用いられます。


スタチンも禁忌。


色々制限のあるワーファリンも、妊娠中禁忌の代表例です。

ちなみに、ヘパリンは禁忌ではありません。

本問の演習を通じ
妊婦に使用してはいけない薬について
自分なりにまとめるきっかけになるとよいのではないでしょうか。


以上より、正解は 3 です。