国試103回 問126~130



126

 

図は、1955年から2015年までの全悪性新生物及び部位別にみた悪性新生物の年齢調整死亡率の年次推移を示したものである。

AFは、乳房、肺(気管、気管支及び肺)、胃、肝臓、大腸及び子宮のいずれかに対応している。

これらの年次推移に関する記述のうち、適切なのはどれか。2選べ。

 

 

1Aの年齢調整死亡率が低下し続けている要因として、がんの早期発見や食生活の変化が考えられる。

2Bの年齢調整死亡率が1990年代後半まで上昇した主な要因として、飲酒やウイルス感染の関与が考えられる。

3Cの年齢調整死亡率が1990年代後半まで上昇した要因の1つとして、食事内容の欧米化が考えられる。

4Eの年齢調整死亡率の低下の主な要因として、ワクチンの定期接種によるEの罹患率の低下が考えられる。

5.近年、全悪性新生物の年齢調整死亡率が男女とも低下しているが、粗死亡率も同様に低下している。

 

 

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127

 

表は、福岡県の久山町研究において65歳以上の住民826名を15年間追跡し、65歳の時点での高血圧と耐糖能異常が、その後の脳血管性認知症とアルツハイマー病の発症に及ぼす影響について調べたものである。

この結果から導き出される結論として誤っているのはどれか。2選べ。

(※ この問題には正解の選択肢(誤りの記述)3つあるため、そのうち2つを選べば正解となりました。)

 

a 収縮期血圧140mmHg以上、又は拡張期血圧90mmHg以上、又は降圧薬内服者を()とした。

b 空腹時血糖値115mg/dL以上、又は食後2時間以後の血糖値140mg/dL以上、又は随時血糖値200mg/dL以上、又は糖尿病の病歴ありの者を()とした。

c 高血圧及び耐糖能異常がいずれも()の群を基準群(1.0)として表示した。

* 基準群と比較して有意差あり。相対危険度の95%信頼区間が1.0を含まない場合に有意とした。

 

1.耐糖能異常は、単独でアルツハイマー病の危険因子となる。

2.耐糖能異常がない場合、高血圧はアルツハイマー病を抑制する因子となる。

3.高血圧及び耐糖能異常は、いずれも単独で脳血管性認知症の危険因子.となる。

4.脳血管性認知症は高血圧の危険因子となる。

5.高血圧はアルツハイマー病に対する耐糖能異常の影響を解析する上で、交絡因子となる。

 

 

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128

 

予防接種に関する記述のうち、正しいのはどれか。2選べ。

 

1.予防接種法のA類疾病に対する予防接種のみならず、B類疾病に対する予防接種も、国民の努力義務(勧奨接種)とされている。

2.先天性風疹症候群の予防のために、妊娠する前に予防接種により風疹に対する免疫を獲得しておくことが望まれる。

3.小学校における集団感染を防止するために、すべての小学生を対象にインフルエンザワクチンの予防接種が定期接種として行われている。

4.現在、定期接種において、ポリオに対するワクチンは、弱毒生ワクチンではなく不活化ワクチンが用いられている。

5.麻疹及び流行性耳下腺炎の予防接種には、MRワクチンが用いられている。

 

 

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129

 

我が国における性感染症に関する記述のうち、正しいのはどれか。2選べ。

 

1.新規HIV感染者の大半は男性であり、異性との性的接触によるものが最も多い。

22010年以降、性器クラミジア感染症の患者数は、性感染症の中で淋菌感染症に次いで多い。

32010年以降、梅毒の患者数が増加しているが、その治療には抗ウイルス薬ラミブジンが有効である。

4B型肝炎ウイルスはキャリアとの性行為により感染するため、その予防にはコンドームの使用が有効である。

5HIV感染症及び梅毒は、いずれも5類感染症の中で全数把握が必要な感染症である。

 

 

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130

 

平成26年の特定化学物質等障害予防規則(特化則)の改正により、クロロホルムが特定化学物質に指定され、ベンゼンなどの発がん物質と同様の管理が必要となった。

クロロホルムを扱う作業者の労働衛生管理に関する記述のうち、正しいのはどれか。2選べ。

 

1.作業者の健康を管理するため、特化則に基づく定期的な健康診断を実施する必要がある。

2.作業場に排気装置を設置すれば、作業環境中のクロロホルム濃度を定期的に測定する必要はない。

3.クロロホルムの発がん性を踏まえて、作業者の作業記録、健康診断の記録の保存期間は5年間とされている。

4.作業場には、物質名、有害作用、取扱い上の注意、保護具の装着などの掲示を行う必要がある。

5.クロロホルムへの曝露により、作業者の尿中へのメチル馬尿酸の排泄量が増加する。

 

 

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