国試103回 問136~140



136

 

食物連鎖及び生物濃縮に関する記述のうち、正しいのはどれか。2選べ。

 

1.食物連鎖における高次消費者の個体数は、一次消費者の個体数に比べて多い。

2.食物連鎖の結果、有毒渦鞭毛藻を摂食した貝類が麻痺性貝毒を蓄積し、ヒトに中毒を起こすことがある。

3.生物濃縮には、直接濃縮と間接濃縮があり、前者には食物連鎖の関与が大きい。

4.生物濃縮の程度を示す指標である濃縮係数は、化学物質の環境中濃度を化学物質の生体内濃度で除した値である。

5PCB(ポリ塩化ビフェニル)DDT(ジクロロジフェニルトリクロロエタン)は、いずれも脂肪組織に移行して残留しやすい性質を有し、海洋生態系において大型魚類に蓄積される。

 

 

この問題の解説へ

 


 

137

 

水道原水の塩素要求量を求めるために、純水及び試料に同量の次亜塩素酸塩を添加し、暗所で一定時開放置後にジエチル-p-フェニレンジアミン(DPD)法によって残留塩素を比色定量したところ、表の結果が得られた。

この結果から求められるこの水道原水の塩素消費量(mg/L)と塩素要求量(mg/L)として、最も適切な数値の組合せはどれか。1つ選べ。

 

 

 塩素消費量 塩素要求量

10.45    0.80

20.45 1.15

30.80 0.45

40.80 1.15

51.15 0.45

61.15 0.80

 

 

この問題の解説へ

 


 

138

 

富栄養化とその対策に関する記述のうち、正しいのはどれか。2選べ。

 

1.湖沼を水源としている水道水では、2-メチルイソボルネオールやジェオスミンによる異臭が発生することがある。

2.閉鎖性水域で富栄養化が起こると、酸化鉄の蓄積により赤潮が生じることがある。

3.「生活環境の保全に関する環境基準」において、富栄養化の原因となる全窒素及び全リンについて、河川、湖沼及び海域における基準値が定められている。

4.下水の高度処理において、活性汚泥中の脱窒菌は嫌気的な条件で硝酸態窒素を還元し、窒素ガスとして大気中に放出する。

5.下水の高度処理において、活性汚泥中のリン蓄積細菌は、嫌気的条件でリンを蓄積する。

 

 

この問題の解説へ

 


 

139

 

表は、19992014年度における、ある大気汚染物質Aの年平均値(昼間の日最高1時間値の年平均値)及び環境基準達成率を示している。

大気汚染物質Aに関する記述のうち、正しいのはどれか。2選べ。

 

一般局:一般環境大気測定局、 自排局:自動車排出ガス測定局

 

1.石炭や重油などの化石燃料の燃焼時に、燃料中の硫黄から生成する。

2.大気中の窒素酸化物や炭化水素類などの一次汚染物質と紫外線との反応により、二次的に生成する。

3.化石燃料中に含まれる窒素化合物や空気中の窒素が、燃焼時に酸化されて生成する。

4.高濃度で曝露されると、気管支や肺への障害に加え、メトヘモグロビン血症を引き起こす。

5.頭痛、眼やのどへの刺激、呼吸困難を引き起こしたり、植物の葉を変色させることがある。

 

 

この問題の解説へ

 


 

140

 

室内換気の重要な指標である二酸化炭素に関する記述のうち、正しいのはどれか。2選べ。

 

1.ヒトの呼気中には、1015%の二酸化炭素が含まれる。

2.血液中では酸素よりも強くヘモグロビンのヘム鉄に結合し、ヘモグロビンの機能を妨げる。

3.一酸化炭素とは異なり、非分散型赤外線吸収装置を用いて測定することはできない。

4NaOH・チモールフタレイン検知剤を用いた検知管法では、検知剤が二酸化炭素と反応して薄い桃色に変化する。

5.学校環境衛生基準では、室内の濃度は1,500ppm以下が望ましいとされている。

 

 

この問題の解説へ

 



前の問題・・136~140の解説・・次の問題

 

前の解説・・目次に戻る・・次の解説