国試103回 解説172



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各グラフの実線は、肝でのみ消失する薬物を経口投与したときの血中濃度推移を表す。

肝固有クリアランスが2倍に増加したときの血中濃度推移(破線)を表す最も適切なグラフはどれか。1つ選べ。

ただし、この薬物の肝での消失は血流律速で、wellstirred modelに基づくものとする。

 

 

 

正解 (4)

 

血流律速であるため

言い換えると

肝臓の代謝能力は大きい ということです。

これは抽出率 Eh が大きいと

言い換えることができます。

 

 

「経口投与」においては

肝固有クリアランスが増加するとは

初回通過効果の増大と

読み替えることができます。

この結果、Cmax は低下します。

つまり、正解は 3 or 4 です。

 

 

一方

血流律速なので、肝クリアランスは

特にかわりません。

クリアランスが変わらないので

ke も変化せず

半減期もそれほど変化しないはずです。

 

 

以上より

適切なグラフは 4 と考えられます。