国試103回 解説90



90

 

次の抗がん薬のうち、調製者の曝露防止のため、閉鎖式の薬物混合器具を使用して調製する必要性が最も低いのはどれか。1つ選べ。

 

1.シスプラチン

2.シクロホスファミド

3.ベンダムスチン

4.イホスファミド

5.リツキシマブ

 

 

正解 (5)

 

抗がん剤には

発がん性を有するものも多くあり

医療従事者を守るために

曝露防止が求められます。

 

選択肢 1 ですが

シスプラチンは

発がん性を有する抗がん剤です。

閉鎖式の混合器具を使用する必要性が

低いとはいえません。

 

 

選択肢 2 ~ 4 

3薬剤は、発がん性を有し

かつ、揮発性が高いことが知られています。

よって、閉鎖式の混合器具を

使用する必要性が高いといえます。

 

 

選択肢 5 は、正しい記述です。

 

リツキシマブは

CD20 を標的とした分子標的薬です。

可変部が、マウス由来のキメラ抗体です。

モノクローナル抗体です。

CD 20 陽性の

非ホジキンリンパ腫 などに用いられます。

 

実体はタンパク質であり

発がん性は予測されず

閉鎖式の混合器具を使用する必要性が

低いと考えられます。

 

 

以上より、正解は 5 です。