問96-3 解説



問3

薬物と関連金属に関する記述のうち
正しいものの組合せはどれか。

a シスプラチンの白金には
炭素原子が結合している。

b ペニシラミンは
金属錯体を形成して金属塩中毒の解毒薬として機能する。  

c ビタミンB12の中心金属は
銅である。

d ブレオマイシンの抗腫瘍活性発現には
鉄が関与する。



1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 
4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)



記述 a ですが
シスプラチンの構造は、以下のイメージです。


白金には、炭素原子は結合していません。



よって、記述 a は誤りです。



記述 b ですが
ペニシラミンとは、重金属拮抗薬及び免疫抑制剤として
用いられる薬です。


メルカプト基(-SH基)が、重金属と結合しやすく
金属錯体を形成して、金属中毒の解毒剤として機能します。


よって、記述 b は正しいです。



記述 c ですが
ビタミン B12 の中心金属はCo です。


よって、記述 c は誤りです。



記述 d ですが
ブレオマイシンとは、抗がん剤抗生物質です。
がん細胞の中で、鉄と結びつくことで、活性酸素を産生し
DNA 鎖を切断することで、細胞増殖を抑制します。


よって、記述 d は正しいです。



以上より、正しいものの組み合わせは
(b , d)です。


正解は 5 です。



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