基礎薬学 問11~問20



問11

イリノテカン塩酸塩水和物に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a 配置の不斉炭素が存在する。

 b ア~エの窒素のうち、最も塩基性が強い窒素はアである。

 c ウの窒素の非共有電子対(孤立電子対)は、p軌道に存在する。

 d 植物アルカロイドであるカンプトテシンの誘導体である。

  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)


正解 5
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問12

記述(1)と(2) は、日本薬局方医薬品の確認試験の一部である。

これにより試験される医薬品は1~5のうちどれか。


 (1) 本品の水溶液(1→1000)5 mL にニンヒドリン試液1 mLを加え

水浴中で3分間加熱するとき、液は紫色を呈する。


 (2) 本品の水溶液(1→5000)2 mL に4-アミノアンチピリン試液10 mLを

加えて振り混ぜるとき、液は赤色を呈する。



正解 2
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問13

図は日本薬局方医薬品アミノ安息香酸エチルの合成法を示したものである。

この合成法に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。



 a 反応Wは、ベンゼン環に対するニトロ基の付加反応である。

 b 化合物Bは、ニトロベンゼンをAlCl存在下、塩化メチルで処理しても合成できる。

 c 反応X は酸化反応であり、反応Yは還元反応である。

 d 反応Zは、SN2 反応の機構で進行する。

 e 化合物Eの矢印で示した酸素原子は、エタノール由来である。


   a  b  c  d  e
 1 正 正 誤 誤 正
 2 正 誤 正 誤 誤
 3 誤 誤 正 誤 正
 4 誤 正 正 正 誤
 5 正 誤 誤 正 誤
 6 誤 正 誤 正 正


正解 3
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問14

グルタチオンに関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。



 a 本品はトリペプチドである。

 b 本品に含まれるキラル中心炭素(AとB)の立体配置はいずれもSである。

 c 本品にはL-システイン残基が含まれている。

 d 左端の構成アミノ酸はL-アスパラギン酸であり、γ位のカルボキシ基がアミド結合を形成している。

 e 本品は容易にジスルフィドに酸化されることにより、生体に有害な酸化物を還元的に除去する。


   a  b  c  d  e
 1 正 誤 正 誤 正
 2 誤 正 正 誤 正
 3 正 誤 誤 正 正
 4 誤 正 正 正 誤
 5 正 正 誤 正 誤


正解 1
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問15

D-アラビノースに反応 I ~ III を行い、アルドヘキソースAとBに変換した。

これに関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。


 


 反応 I  D-アラビノースを HCN と反応させると、2 種類のシアノヒドリン C と D が得られた。

 反応 II C と D をそれぞれ対応するイミン E と F に変換した。

 反応 III E と F をそれぞれ対応するアルドヘキソース A と B に変換した。


 a 反応Iは置換反応である。

 b 反応IIは酸化反応である。

 c 反応IIIは加水分解反応である。

 d AはD-グルコースである。


  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)


正解 6
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問16

フッ化水素と水に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。


 a フッ素原子の電気陰性度は、酸素原子の電気陰性度より大きい。

 b F-H・・・F の水素結合は、O-H・・・O の水素結合より強い。

 c 液体のフッ化水素で形成される1分子当たりの水素結合の数は

水で形成される1分子当たりの水素結合の数より多い。

 d フッ化水素の沸点は、水の沸点より高い。


   a  b  c  d
 1 正 正 正 誤
 2 正 正 誤 誤
 3 誤 正 誤 正
 4 正 誤 正 誤
 5 誤 誤 正 正
 6 誤 誤 誤 正


正解 2
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問17

屈折率、旋光度及び円二色性(CD)に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。


 a 屈折率は、一定温度、一定圧力では物質に固有の値であり、測定波長を変えても変わらない。

 b 旋光度は、測定波長により変化する。

 c 旋光度は、光学活性物質の純度試験や定量に利用される。

 d CDスペクトルからタンパク質の一次構造情報が得られる。


  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)


正解 4
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問18

ジメチルエーテルを完全に燃焼させたときの

標準燃焼エンタルピー(kJ・mol-1)に最も近い数値はどれか。

ただし、生成する水は気体とし、CH3OCH3(気体)、CO2(気体)、H2O(気体)の

標準生成エンタルピーは、それぞれ -184、-394、-242 kJ・mol-1 である。


  1 1,330  2 -1,330  3 665  4 -665  5 452  6 -452



正解 2 
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問19

図はクロロホルムとアセトンの混合系の気相-液相の状態図である。

圧力(1気圧)一定で、横軸は組成(クロロホルムのモル分率)、縦軸は温度である。

この混合系に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。



 a 曲線 ABC 及び曲線 CDE は沸騰曲線である。

 b 相の数をP、相律の系の自由度をFとすると、= 3-である。

 c クロロホルムのモル分率が0.35 の混合物は、分留によって共沸混合物とクロロホルムに分けられる。

 d クロロホルムとアセトンを混合すると発熱する。


  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)


正解 3
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問20

電解質溶液の電気伝導率(導電率)に関する記述のうち

正しいものの組合せはどれか。ただし、モル伝導率をΛとする。


 a 強電解質の希釈溶液では、Λ は濃度に対して直線的に減少する。 

 b 強電解質の濃度が高くなると Λ が小さくなるのは

陽イオンと陰イオンの相互作用によってイオンの動きが抑えられるからである。

 c 弱電解質では、濃度が高くなると急激に Λ が小さくなる。

 d 電解質の極限モル伝導率は、構成イオンの極限モル伝導率の差で表される。


  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)


正解 4
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