問96-44 解説



問44

末梢神経系に関する記述のうち
正しいものの組合せはどれか。

a 脳神経は、末梢神経系に分類され
脳と末梢の諸器官とを連絡する神経である。

b 迷走神経は、第X脳神経であり
副交感神経線維を主体とする。

c 体性神経は、骨格筋、平滑筋、腺などの効果器を支配する。

d 交感神経は、副腎髄質に分布し
その神経節前線維終末からはノルアドレナリンが放出される。

e 運動神経は、骨格筋に分布し
その神経終末からはアセチルコリンが放出される。

1(a、b、c) 
2(a、b、e) 3(a、c、d) 
4(b、d、e) 5(c、d、e)



記述 a ですが
脳神経とは、脳から直接出ている末梢神経の総称です。
主なものとして、Ⅰ~ⅩⅡまであります。
有名なものとして、第Ⅲ脳神経が、動眼神経です。
脳と、末梢の諸器官を連結する神経です。


よって、記述 a は正しいです。



記述 b ですが
迷走神経は、別名第Ⅹ脳神経です。
脳神経の中で、唯一腹部まで到達する神経です。
主に、副交感神経性繊維です。


よって、記述 b は正しいです。



記述 c ですが、体性神経とは
末梢神経の一種です。
感覚神経と、運動神経に分類されます。
骨格筋を支配します。


平滑筋や腺を支配するのは
末梢神経の中の自律神経等です。


よって、記述 c は誤りです。



記述 d ですが
交感神経の、神経節前繊維終末における
神経伝達物質は、アセチルコリンです。
よって、記述 d は誤りです。



記述 e ですが
その通りの記述です。


運動神経の、骨格筋との接合部(神経筋接合部)では
アセチルコリンが神経伝達物質として機能します。



以上より、正しいものの組み合わせは
(a , b , e)です。


正解は 2
です。



問題へ戻る