問96-50 解説



問50

細菌の毒素に関する記述のうち
正しいものの組合せはどれか。

a 内毒素は、グラム陽性菌外膜に存在するリポ多糖である。

b ウェルシュ菌のα毒素は、ガス壊疽を引き起こす。

c ボツリヌス毒素は、内毒素に分類される。

d ジフテリア毒素のAフラグメントは、ADPリボシル化活性を有する。

1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 
4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)



記述 a ですが
内毒素は、グラム陰性菌の細胞壁成分です。
グラム陽性菌では、ありません。


よって、記述 a は誤りです。



記述 b はその通りの記述です。



記述 c ですが
ボツリヌス毒素は、ボツリヌス菌が産生して分泌する
外毒素です。

ちなみに、外毒素としては
他に、破傷風菌毒素が有名です。



よって、記述 c は誤りです。



記述 d ですが、この通りの記述です。


ジフテリア毒素は
フラグメントAとフラグメントBからなる
外毒素です。

毒素の毒性本体は、フラグメントAです。


標的タンパク質(Gタンパク質など)の
アルギニン、グルタミン酸、アスパラギン酸などの
残基に、ADPリボースが転移されることにより(ADPリボース化)
生体機能を大きく乱します。



以上より、正しいものの組み合わせは
(b , d)です。


正解は 5
です。




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