問96-52 解説



問52

DNA複製に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a DNAポリメラーゼは
鋳型DNAと基質のデオキシヌクレオチドが存在すれば
新たに娘鎖を合成できる。

 b 岡崎フラグメントは、不連続複製時に合成される短鎖DNAである。

 c DNAは、半保存的に複製される。

 d DNAリガーゼは、二本鎖DNAの隣接する
5'-リン酸と3'-OHを水素結合で結合する酵素である。

  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)




記述 a ですが
DNA ポリメラーゼによる DNA 複製では
鋳型 DNA と、基質のデオキシヌクレオチドに加えて
合成の最初に、プライマーと呼ばれる
短い DNA 断片が必要です。

よって、記述 a は誤りです。



記述 b ですが
DNA の複製において、不連続に複製される側の
短い断片は、岡崎フラグメントと呼ばれます。

よって、記述 b は正しいです。



記述 c ですが、DNAは、二本鎖のうち
一本を鋳型として、複製を行う
半保存的複製を行います。

よって、記述 c は正しいです。



記述 d ですが、DNAリガーゼとは
別名、DNA連結酵素です。

DNA鎖の、隣接する5'-リン酸と3'-OHを
ホスホジエステル結合で結合する酵素です。
水素結合で結合するわけではありません。

よって、記述 d は誤りです。



以上より、正しいものの組み合わせは
(b , c)です。



正解は 4
です。