問96-102 解説



問102

製造物責任法に関する記述のうち、正しいものはどれか。

1 薬局製造販売医薬品は、製造物に該当しない。

2 医薬品の添付文書の記載不備は、製品の欠陥には当たらない。

3 医薬品の製造をすべて他社に委託している製造販売業者は
損害賠償責任を問われない。

4 損害賠償を請求する者は
製造業者等に過失があったことを立証する必要はない。

5 損害賠償の請求権には時効がない。



記述 1 ですが
薬局製造販売医薬品とは
医師の処方箋なく、薬剤師の判断のもと
調合・販売できる処方のことです。
代表的なものとしては
感冒3号、下痢止め3号などがあります。
これは、製造物に該当します。

(ちなみに、処方せんに基づき調剤したものは
製造物には、該当しません。)


よって、記述 1 は誤りです。



記述 2 ですが
製品に入っている容器や説明書も
製造物に含まれます。
よって、それらに欠陥があれば
製品の欠陥にあたります。


よって、記述 2 は誤りです。



記述 3 ですが
製造をすべて他社に委託している製造販売業者も
損害賠償責任を負います。


よって、記述 3 は誤りです。



記述 4 ですが
これは、記述の通りです。

PL法において
損害賠償を請求する人は
過失の証明をする必要は、ありません。


よって、記述 4 は正しいです。



記述 5 ですが
損害賠償の請求権には、時効が存在します。
具体的には、賠償義務者を知った時から3年
もしくは、製造物を引き渡されてから、10年間です。


よって、記述 5 は、誤りです。



以上より、正解は 4 です。




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