問96-111 解説



問111

麻薬及び向精神薬取締法(以下「麻向法」という)
に関する記述のうち
正しいものの組合せはどれか。


a 薬局で麻薬を調剤するには
薬局開設者が都道府県知事から
麻薬小売業者の免許を受けなければならない。

b 麻薬による治療を受けている患者は
自己の疾病の治療の目的で
厚生労働大臣の許可を受けずに
麻薬を海外へ携帯することができる。

c 向精神薬輸入業者は
第一種向精神薬を輸入しようとするときは
その都度厚生労働大臣に届け出なければならない。

d 麻薬等原料卸小売業者は
取り扱う麻薬向精神薬原料の譲り渡しが
麻向法で禁止される麻薬の製造に関連すると考えられる場合は
すみやかに都道府県知事に届け出なければならない。


1(a、b) 2(a、c) 3(a、d)

4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)




記述 a ですが
薬局で、麻薬を調剤(つまり、麻薬処方せんを受け取って、薬を渡す)するには
麻薬小売業者の免許を受けなければなりません。
そして、この免許は、薬局所在地の都道府県知事
(特別区にあっては区長)から受けます。


よって、記述 a は正しいです。



記述 b ですが
麻薬を自己の疾病の治療目的で、携帯して出国するには
厚生労働大臣の許可が必要です。


参考) 麻薬の携帯輸出入許可申請について
(リンク先は、厚生労働省 地方厚生局 麻薬取締部)


許可を受けずに海外への携帯はできないので
記述 b は誤りです。



記述 c ですが
第一種向精神薬(リタリンなど)の輸入時は
その都度、厚生労働大臣の許可が必要です。
届出だけでは、だめです。


よって、記述 c は誤りです。



記述 d ですが
麻薬等原料営業者(卸小売業者を含みます)は
盗難などの事故がおきたり
まずい事に関わっちゃったかなと思ったら
すみやかに届出なければなりません。
届出先は、県知事です。


取り扱う麻薬向精神薬原料の譲り渡しが
麻向法で禁止される麻薬の製造に関連すると
考えられる、なんてのは、まずいです。
このような場合、速やかに県知事へ届出です。


よって、記述 d は正しいです。



以上より、正しいものの組み合わせは
(a , d)です。


正解は 3
です。



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