問96-76 解説



問76

感染症法に関する記述のうち
正しいものの組合せはどれか。


a エボラ出血熱は一類感染症に分類され
その患者や無症状病原体保持者は
原則として入院等の措置がとられる。

b ペストは二類感染症に分類され
その病原体は細菌である。

c コレラは三類感染症に分類され
その患者や無症状病原体保持者は
原則として就業制限等の措置がとられる。

d B 型及び C 型の肝炎は四類感染症に分類され
動物や飲食物を介して人に感染する。

e 指定感染症とは
一類感染症から三類感染症に分類されない既知の感染症であっても
一類から三類に準じた対応の必要性が生じた場合に
政令により1年間の限定で指定されたものをいう。

(注)感染症法:感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律

1(a、b、c) 2(a、b、d) 
3(a、c、e)
4(b、d、e) 5(c、d、e)



感染症は、一類から五類に分類されます。


代表的な一類感染症は
エボラ、クリミア・コンゴ 出血熱、ラッサ熱、ペスト などです。
原則入院処置の、危険性が極めて高い感染症です。


代表的な二類感染症は
鳥インフルエンザ( H5N1 )、ポリオ、ジフテリア、結核、SARS です。


代表的な三類感染症は
コレラ、赤痢、腸チフス、パラチフス です。


代表的な四類感染症は
インフルエンザ、A 型及び E 型肝炎、狂犬病、日本脳炎 です。


代表的な五類感染症は
B ~D 型肝炎、麻疹、風疹、破傷風などです。



ちなみに、指定感染症とは
一 ~ 三類に分類されていない感染症のうち
ウイルスの変異などにより
一 ~ 三類に相当する対応の必要が生じたものについて
一年間を期限に、政令で指定する感染症です。



以上をふまえると


記述 b は
ペストが一類感染症なので、誤りです。


記述 d は、B及びC型肝炎が
五類感染症なので、誤りです。



よって、正しいものの組み合わせは
(a , c , e)です。


正解は 3
です。



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