問96-79 解説



問79

化学物質とその代謝的活性化に関与する酵素の対応のうち
正しいものの組合せはどれか。

   化学物質             酵素

a フェナセチン ------------------ シトクロムP450

b ジクロルボス ------------------ アセチルコリンエステラーゼ

c コカイン ----------------------- β-クルクロニダーゼ

d 2-アミノフルオレン ---------  N-アセチルトランスフェラーゼ

1(a、b) 2(a、c) 
3(a、d)
4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)



記述 a はその通りの記述です。
フェナセチンは、
CYP により、代謝活性化されます。

代謝物は、アセトアミノフェンです。



記述 b ですが
ジクロルボスは、有機リン系殺虫剤です。
特に代謝活性化は必要ないです。
アセチルコリンエステラーゼを阻害する化合物です。

よって、記述 b は誤りです。




記述 c ですが
コカインは、エステラーゼにより、加水分解されます。
代謝活性化は、必要ありません。

ちなみに、代表的なグルクロン酸抱合される化合物は
モルヒネやコデインです。



記述 d はその通りの記述です。
2-アミノフルオレンは、発がん性芳香族性アミンです。
 N-アセチルトランスフェラーゼ(NAT)によるアセチル化に続いて
CYPによる代謝などを受けた後
様々な代謝物が、核酸を修飾することで、発がん性を示します。



以上より、正しいものの組み合わせは
(a , d)です。


正解は 3
です。



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