問96-82 解説



問82

微生物を用いて行われる変異原性試験として
正しいものの組合せはどれか。

a Ames 試験

b rec アッセイ

c 不定期 DNA 合成試験( UDS 試験)

d コメットアッセイ

1(a、b)
 2(a、c) 3(a、d) 
4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)



変異原性試験とは
物質が、DNAや染色体に変化を引き起こす作用があるかどうかを
確認する試験の総称です。



Ames 試験は、変異原性試験の一種です。
サルモネラ属の一種である、ネズミチフス菌を用います。

この試験に用いる菌は、ヒスチジンという分子を合成できない株で
育てる培地に、ヒスチジンがないと、増殖できません。

この菌を、確認する物質を加えて育てます。
すると、変異原性がある物質の場合
菌が突然変異を起こし、ヒスチジン合成能を手に入れて
ヒスチジンなしの培地で育つようになります。

つまり、肉眼で、菌のコロニーができたら
その物質には、変異原性がある 
ということがわかる試験です。



rec アッセイは、変異原性試験の1つです。
被験物質が、アミノ酸を含み
Ames 試験で判定できない時に
行う試験の一つです。

枯草菌を用いて行われます。



不定期DNA合成試験は
DNA損傷を修復する際に
DNAに取り込まれる 3H で標識した
チミジンを測定する試験です。

哺乳類培養細胞や、げっ歯類が用いられます。



コメットアッセイは、DNA障害性を
単細胞ゲル電気泳動法により検出する試験です。

ホ乳類細胞が用いられます。



よって、微生物を用いて行われる変異原性試験は
Ames 試験、及び rec アッセイです。


正しいものの組み合わせは
(a , b)です。


正解は 1
です。



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