問96-89 解説



問89

乱用性の薬物とその法的規制に関する記述の正誤について
正しい組合せはどれか。

a エタノールの長期摂取では
精神的依存性は惹起されるが
身体的依存性は生じない。

b 薬物犯罪で検挙者数が最も多いのは
大麻取締法違反である。

c コカインは、トロパン骨格をもち
中枢興奮作用を有する。

d リゼルギン酸ジエチルアミドは
主として覚せい作用を示す。

  a  b  c  d
1 正 誤 正 正
2 誤 誤 正 誤
3 誤 正 誤 誤
4 正 正 誤 誤
5 誤 誤 誤 正


記述 a ですが
エタノールの長期摂取により
身体依存性も生じます。


身体的依存性が生じないのは
中枢興奮作用を持つ薬物で
覚せい剤、コカイン、LSDなどがあります。



記述 b ですが
検挙数が一番多いのは
覚せい剤取締法による検挙者です。


よって、記述 b は誤りです。



記述 c はその通りの記述です。
下図が、コカインの構造です。
赤丸で囲んだ部分が、トロパン骨格です。



記述 d ですが
リゼルギン酸ジエチルアミド(LSD)は
主として
幻覚作用を持ちます。

覚せい作用ではありません。


よって、記述 d は誤りです。



以上より、正しい組み合わせは
誤誤正誤 です。


正解は 2
です。



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