問121 化学伝達物質の構造式、作用、その作用を発現する受容体の遮断薬の 対応のうち、正しいものの組合せはどれか。 1(a、b) 2(a、e) 3(b、c) 4(c、d) 5(d、e) 注)記述 a の構造式、右端のCO2N は、CO2H の誤りです。 記述 a の構造はGABAです。作用は、興奮抑制です。 ケタミンは、NMDA受容体遮断なので、誤りです。 GABA受容体遮断といえば、ピクロトキシンなどです。 よって、記述 a は誤りです。 記述 b の構造はアドレナリンです。作用は、心機能を亢進します。 抑制では、ありません。 ベタキソロールは、β1 受容体遮断薬です。 アドレナリンは、β1受容体に作用し、心機能を亢進させます。 よって、記述 b は誤りです。 記述 c の構造は、アセチルコリンです。 Nm受容体刺激により、骨格筋収縮を引き起こします。 ピレンゼピンは、M1受容体遮断薬です。Nmでは、ありません。 よって、記述 c は誤りです。 残りの d,e は、正しい記述です。 d の構造は、セロトニン、e の構造は、ヒスタミンです。 以上より、正解は 5 です。 |