医療薬学1 問131~問140



問131

リウマチ治療に用いられる薬物に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a エタネルセプトは、腫瘍壊死因子α (TNFα) と結合し、その働きを抑制する。

 b 金チオリンゴ酸ナトリウムは、白血球の貧食作用を促進し、炎症細胞を除去する。

 c トシリズマブは、インターロイキン-2 (IL-2) に対するモノクローナル抗体で、IL-2による炎症反応を選択的に抑制する。

 d サラゾスルファピリジンは、T細胞及びマクロファージからのサイトカイン産生を促進し、炎症反応を抑制する。

 e ペニシラミンは、分子内にSH基を有し、リウマトイド因子などのジスルフィド結合を解離させ、炎症反応を抑制する。

  1(a、b) 2(a、e) 3(b、c) 4(c、d) 5(d、e)


正解 2
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問132

強心配糖体に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a 心筋細胞膜のNa+/Ca2+交換系を直接抑制し、心筋細胞内Ca2+濃度を増加させる。

 b 房室伝導時間を短縮し、心電図上PR間隔を短縮する。

 c 心拍数を減少させるので、発作性上室性頻脈の治療に用いられる。

 d 心室筋の自動性を高めるので、副作用として心室性期外収縮を起こす。

 e 低K+血症を起こす利尿薬との併用により、ジギタリス中毒が増強される。

  1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)


正解 
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問133

抗不整脈薬に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a キニジンは、Na+チャネルを遮断するが、QT間隔には影響を及ぼさない。

 b アセブトロールは、アドレナリンβ受容体を遮断し、異所性ペースメーカー活性を抑制する。

 c メキシレチンは、Na+チャネルを遮断し、活動電位の持続時間を延長する。

 d アミオダロンは、K+チャネルを遮断し、QT間隔を延長する。

 e ベラパミルは、L型Ca2+チャネルを遮断し、房室結節細胞の有効不応期を延長する。

  1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)


正解 4
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問134

虚血性心疾患治療薬の作用機序に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a アテノロールは、アドレナリンβ1受容体を選択的に遮断し、心筋の酸素消費量を減少させる。

 b ニコランジルは、一酸化窒素 (NO) 遊離作用とK+チャネル遮断作用により、血管を拡張させる。

 c ニトログリセリンは、NOを遊離して可溶性グアニル酸シクラーゼを活性化し、血管を拡張させる。

 d ジピリダモールは、アデノシンの赤血球などへの取り込みを抑制し、アデノシンの血管拡張作用を増強する。

 e アルテプラーゼは、選択的に循環血中のプラスミノーゲンを活性化し、血栓溶解を促進する。

  1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)


正解 3
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問135

高血圧治療薬に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a カルテオロールは、アドレナリンα1及びβ受容体を遮断し、血圧を下降させる。

 b テラゾシンは、アドレナリンα1受容体を遮断し、末梢血管抵抗を低下させる。

 c エナラプリルは、アンギオテンシン変換酵素を阻害し、アンギオテンシン II 及びブラジキニンの生成を抑制する。

 d カンデサルタン シレキセチルは、アンギオテンシン II AT1受容体を遮断し、血管収縮とアルドステロン分泌を抑制する。

 e メチルドパは、メチルノルアドレナリンに代謝され、中枢のアドレナリンα2受容体を刺激する。

  1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)


正解 
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問136

呼吸器系に作用する薬物に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。 

 a カルボシステインは、ムコタンパク質中のジスルフィド結合反応を促進して痰を凝集させる。

 b ナロキソンは、延髄の呼吸中枢を直接刺激して呼吸興奮を引き起こす。

 c ノスカピンは、延髄の咳中枢を抑制して鎮咳作用を示す。

 d プロカテロールは、選択的アドレナリンβ2受容体刺激薬であり、心臓への直接作用は弱い。

 e ドキサプラムは、頸動脈小体の化学受容器を刺激して呼吸興奮を引き起こす。

   a  b  c  d  e
 1 誤 誤 正 正 正
 2 正 誤 正 誤 正
 3 誤 正 誤 正 誤
 4 誤 誤 正 誤 正
 5 正 正 誤 誤 誤


正解 1
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問137

消化管運動を調節する薬物に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

 a ドンペリドンは、ドパミンによるコリン作動性神経からのアセチルコリン遊離抑制を解除し、胃運動を促進させる。

 b ピコスルファートは、腸内で水を吸収して内容物の容積を増大させ、ぜん動運動を亢進させる。

 c ロペラミドは、腸管のオピオイド受容体を刺激して運動を抑制し、止瀉作用を示す。

 d メペンゾラートは、抗コリン作用により下部消化管の運動と分泌を抑制し、止瀉作用を示す。

   a  b  c  d 
 1 正 正 誤 誤
 2 誤 正 正 誤
 3 正 誤 正 正
 4 正 誤 誤 正
 5 誤 誤 正 正


正解 
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問138

消化器系に作用する薬物に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a インフリキシマブは、腫瘍壊死因子α(TNFα) の中和抗体で、中等度から重度のクローン病の治療に用いられる。

 b ポリカルボフィルカルシウムは、腸内水分保持作用及び内容物輸送調節作用を示し、過敏性腸症候群の治療に用いられる。

 c ラミブジンは、ウイルスの逆転写酵素を阻害し、C型肝炎の治療に用いられる。

 d カモスタットは、脂質分解酵素を阻害し、急性膵炎及び慢性膵炎の急性増悪時に用いられる。

 e ウルソデオキシコール酸は、胆汁酸を胆汁中に増加させ、外殻石灰化を認めないコレステロール胆石を溶解する。

  1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)


正解 
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問139

利尿薬に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a チアジド系利尿薬は、主として遠位尿細管の有機アニオン輸送系を介して分泌され、Na+-Cl-共輸送系を抑制する。

 b 炭酸脱水酵素阻害薬は、尿中へのHCO3-排泄を抑制し、尿のpHを酸性側に傾ける。

 c ループ利尿薬は、ヘンレ係蹄上行脚のNa+-K+-2Cl-共輸送系の機能を亢進する。

 d 浸透圧利尿薬は、糸球体でろ過されやすく、腎尿細管で再吸収されにくい。

 e カリウム保持性利尿薬は、チアジド系利尿薬によるK+の尿中排泄を抑制する。

  1(a、b) 2(a、e) 3(b、c) 4(c、d) 5(d、e)


正解 
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問140

排尿困難及び頻尿の治療薬に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a クレンブテロールは、抗コリン作用による膀胱平滑筋弛緩作用があり、頻尿に用いられる。

 b ベタネコールは、コリンエステラーゼ阻害による膀胱平滑筋収縮作用があり、排尿困難に用いられる。

 c ナフトピジルは、アドレナリンα1受容体遮断作用があり、前立腺肥大に伴う排尿困難に用いられる。

 d フラボキサートは、平滑筋細胞内へのCa2+流入阻害作用及びホスホジエステラーゼ阻害作用があり、頻尿に用いられる。

 e オキシブチニンは、抗アンドロゲン作用があり、前立腺肥大に伴う排尿困難に用いられる。

  1(a、b) 2(a、e) 3(b、c) 4(c、d) 5(d、e)


正解 
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