問96-133 解説



問133

抗不整脈薬に関する記述のうち
正しいものの組合せはどれか。

a キニジンは、Na+チャネルを遮断するが
QT間隔には影響を及ぼさない。

b アセブトロールは
アドレナリンβ受容体を遮断し
異所性ペースメーカー活性を抑制する。

c メキシレチンは
Na+チャネルを遮断し、活動電位の持続時間を延長する。

d アミオダロンは
K+チャネルを遮断し、QT間隔を延長する。

e ベラパミルは
L型Ca2+チャネルを遮断し、房室結節細胞の有効不応期を延長する。

1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 
4(b、d、e) 5(c、d、e)



記述 a ですが
キニジンは、クラスⅠa に分類される
抗不整脈薬です。
Na+チャネルを遮断します。
活動電位時間は、延長します。


活動電位時間が延長することから
QT間隔は、延長します。
QT間隔に影響を及ぼさないわけでは、ありません。


よって、記述 a は誤りです。



記述 b ですが
アセブトロールは、クラスⅡに分類される
抗不整脈薬です。
β受容体を遮断します。
刺激伝導や、異所性ペースメーカー活性を、抑制します。


よって、記述 b は正しいです。



記述 c ですが
メキシレチンは、クラスⅠb に分類される
抗不整脈薬です。
Na+チャネルを遮断します。
活動電位時間は、短縮します。
活動電位の持続時間を延長するわけではありません。


よって、記述 c は誤りです。



記述 d ですが
アミオダロンは、クラスⅢに分類される
抗不整脈薬です。
K+チャネルを遮断します。
活動電位時間は、延長します。


活動電位時間が延長することから
QT間隔は、延長します。


よって、記述 d は正しいです。



記述 e ですが
ベラパミルは、クラスⅣに分類される
抗不整脈薬です。
L 型Ca2+チャネルを遮断します。
房室結節の不応期を延長させることで
房室伝導を抑える作用を持ちます。


よって、記述 e は正しいです。



以上より、正しい組み合わせは
(b , d , e)です。



正解は 4
です。



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