医療薬学1 問161~問170



問161

体内動態が線形1-コンパートメントモデルに従う薬物10 mgを
患者に単回静脈内投与した際の
投与直後の血中濃度は50 ng/mL、血中半減期は10時間であった。

この薬物の錠剤を一定の投与間隔で経口投与し
定常状態での平均血中濃度が約100 ng/mLになるように維持する場合
最も適切な投与方法はどれか。
ただし、この薬物の経口投与時の
バイオアベイラビリティは100%であり、ln2 = 0.693とする。

 1 8時間ごとに5 mgを投与

 2 8時間ごとに10 mgを投与

 3 6時間ごとに5 mgを投与

 4 12時間ごとに5 mgを投与

 5 12時間ごとに10 mgを投与


正解 2
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問162

表は、ある薬物100 mgを
同一被験者に静脈内投与及び経口投与したときの
未変化体と代謝物の尿中総排泄量を示す。
この薬物の肝抽出率に最も近い値はどれか。

ただし、この薬物の吸収及び消失は
線形1-コンパートメントモデルに従うものとする。

また、この薬物は肝代謝と尿中排泄で消失し
代謝物は全て尿中に排泄されるものとする。


静脈内投与経口投与
未変化体の尿中総排泄量 (mg)4016
代謝物の尿中総排泄量6064

(未変化体換算量) (mg)     

  1 0.1  2 0.2  3 0.3  4 0.4  5 0.5  6 0.6


正解 
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問163

血中薬物濃度モニタリング (TDM) に関する記述のうち

正しいものの組合せはどれか。

 a メトトレキサートの大量投与時には、副作用回避の目的でTDMが行われる。

 b シンバスタチンは、薬効の評価を目的としてTDMを行う。

 c タクロリムスの有効血中濃度域は、全血ピーク値として5~20 ng/mLである。

 d ゾニサミドは、体内動態が非線形性を示すためTDMを行う必要がある。

  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)


正解 
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問164

モルヒネに関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

 a CYP2D6によるコデインの代謝物である。

 b 6位水酸基のグルクロン酸抱合体は鎮痛作用を示す。

 c 塩酸塩水和物は錠剤あるいは注射剤に用いられる。

 d 経皮吸収型製剤が汎用されている。

   a  b  c  d
 1 正 誤 正 正
 2 正 正 正 誤
 3 誤 誤 正 誤
 4 誤 誤 誤 正
 5 誤 正 誤 正


正解 
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問165


図はモルヒネを製剤A及び製剤Bとして
経口投与後の血中濃度時間曲線を
表は体内動態パラメータを示す。

各製剤30 mgを経口投与した場合
次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
ただし、吸収及び消失は線形1-コンパートメントモデルに従うものとする。
製剤A製剤B
投与量 (mg)3010
最高血中濃度 (μg/mL)0.0270.017
最高血中濃度到達時間 (h)3.10.52
バイオアベイラビリティ (%)3535
分布容積 (L)180180
全身クリアランス (L/h)4545
吸収速度定数 (1/h)0.406.5


 a 製剤A投与後の最高血中濃度は製剤Bに比べて高くなる。

 b 製剤A投与後の消失半減期は製剤Bの約2倍である。

 c 製剤A投与後の平均滞留時間は製剤Bの約3倍である。


   a  b  c 

 1 正 正 正
 2 誤 正 誤
 3 正 誤 誤
 4 誤 誤 誤
 5 正 誤 正


正解 
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問166
水溶液中において、薬物Xは0次反応速度式に従い
薬物Yは1次反応速度式に従い分解する。

濃度C0の薬物X及びYそれぞれの水溶液を調製して
一定条件下で保存したところ
3ケ月後に薬物X及びYの濃度は
それぞれ、5/8 C0、1/2 C0になった。

両薬物の濃度が等しくなるのは溶液調製何ケ月後か。
最も近い値はどれか。

  1 2   2 4   3 6   4 8   5 10


正解 3
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問167

[I] 欄に粉体の粒子径測定方法の名称

[II] 欄にその説明

[III] 欄に得られる情報を示す。正しいものの組合せはどれか。 

[I] 欄[II] 欄[III] 欄
aコールターカウンター法レーザー光を照射して生じる散乱光を解析して求める。体積基準の粒子径分布
b沈降法粒子が液体中を沈降する速度より求める。質量基準の粒子径分布
cふるい分け法ふるいを用いて分級して求める。質量基準の粒子径分布
d空気透過法Kozeny-Carmanの式から求めた粉体の比表面積より算出する。体積基準の粒子径分布
eガス吸着法BETの式から求めた粉体の比表面積より算出する。面積基準の粒子径分布

  1(a、b)  2(a、e)  3(b、c) 4(c、d) 5(d、e)


正解 
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問168

固体薬物Aは拡散律速によって溶解し

溶解速度は以下に示すNoyes-Whitneyの式に従う。

  dC/dt = kS (Cs-C)

dC/dt:溶解速度、k:見かけの溶解速度定数、S:固体薬物Aの有効表面積

Cs:薬物Aの溶解度、C:溶液中の薬物Aの濃度



固体薬物Aを円盤状に圧縮成形し

回転円盤法を用いて37℃で溶解実験を行った結果を

グラフに示した。

X軸、Y軸、Y切片として正しいものの組合せはどれか。

ただし、t=0のときC=0とする。

X軸Y軸Y切片
1t1n (Cs-C) 1n Cs
21n (Cs-C)t1n Cs
3tCs1n Cs
4tCs-C1nk
5Cs1n (Cs-C)1nk


正解 
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問169

界面活性剤に関する記述と

構造式イ、ロ、ハで示される界面活性剤の正しい組合せはどれか。

 a 殺菌・消毒剤として用いられる。

 b ある温度以上で水への溶解度が急激に上昇する。

 c ある温度以上で水への溶解度が急激に低下する。

 イ CH3 (CH2)11SO3Na

 ロ [ C6H5CH2N (CH3)2C12H25 ] Cl

 ハ CH(CH2)11O (CH2CH2O)9H

   a  b  c 
 1 イ ロ ハ
 2 イ ハ ロ
 3 ロ イ ハ
 4 ロ ハ イ
 5 ハ イ ロ
 6 ハ ロ イ


正解 
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問170

図a~dは流体のレオグラムを示す。

各レオグラムとそれを示す流体の対応のうち、正しいものはどれか。



abcd
1チンク油3%アルギン酸ナトリウム水溶液グリセリン60%デンプン水性懸濁液
23%アルギン酸ナトリウム水溶液グリセリン60%デンプン水性懸濁液チンク油
3グリセリン3%アルギン酸ナトリウム水溶液チンク油60%デンプン水性懸濁液
4グリセリンチンク油60%デンプン水性懸濁液3%アルギン酸ナトリウム水溶液
560%デンプン水性懸濁液チンク油グリセリン3%アルギン酸ナトリウム水溶液


正解 
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