問96-163 解説





問163

血中薬物濃度モニタリング (TDM) に関する記述のうち

正しいものの組合せはどれか。

 a メトトレキサートの大量投与時には、副作用回避の目的でTDMが行われる。

 b シンバスタチンは、薬効の評価を目的としてTDMを行う。

 c タクロリムスの有効血中濃度域は、全血ピーク値として5~20 ng/mLである。

 d ゾニサミドは、体内動態が非線形性を示すためTDMを行う必要がある。

  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)




記述 a は、正しい選択肢です。
ロイコボリン救援療法を併用した
メトトレキサートの大量療法において

副作用回避のための
ロイコボリンの投与計画決定のために
TDM を行います。



記述 b ですが
シンバスタチンは、スタチンです。
血中のコレステロール値を測れば
薬効評価が容易にできます。
評価のために、TDM の必要はありません。

よって、記述 b は誤りです。



記述 c ですが
タクロリムスの TDM では
ピーク値ではなく、トラフ値を測定します。
治療域は、5 ~ 20 ng/mL です。


よって、記述 c は誤りです。



記述 d は、その通りの記述です。



以上より、正解は 3 です。