問96-178 解説



問178

プロドラッグとプロドラッグ化の目的の対応のうち
正しいものの組合せはどれか。

    プロドラッグ             目的

a バカンピシリン塩酸塩 ・・・・・・・ 受動拡散の促進

b バラシクロビル塩酸塩 ・・・・・・・ 標的細胞内での選択的活性化

c テモカプリル塩酸塩 ・・・・・・・・ トランスポーターの利用

d インドメタシンファルネシル ・・・・ 受動拡散の促進

e ドキシフルリジン ・・・・・・・・・ 標的細胞内での選択的活性化

1(a、b) 
2(a、e)  3(b、c) 
4(c、d) 5(d、e)



記述 a はその通りの記述です。
バカンピシリンは、アンピシリンのプロドラッグです。
アンピシリンは、ペニシリン系抗生物質です。




記述 b ですが
バラシクロビルは、アシクロビルのプロドラックです。
吸収を高めることを目的としています。
標的細胞内での選択的活性化では、ありません。


よって、記述 b は誤りです。



記述 c ですが
テモカプリル塩酸塩は、テモカプリラートのプロドラッグです。
経口投与後、速やかに加水分解され、活性化体となります。
トランスポータの利用が目的ではありません。


よって、記述 c は誤りです。




記述 d ですが
インドメタシンファルネシルは
インドメタシンのプロドラッグです。
インドメタシンの、消化管障害を改善することが目的です。
受動拡散の促進では、ありません。


よって、記述 d は誤りです。



記述 e はその通りの記述です。
ドキシフルリジンは
フルオロウラシルのプロドラッグです。
フルオロウラシルは、抗がん剤です。



以上より、正しいものの組み合わせは
(a , e)です。


正解は 2
です。



問題へ戻る