問96-183 解説



問183

パーキンソン病とその治療に関する記述のうち
正しいものの組合せはどれか。

a 症状として、振戦、筋固縮、無動及び姿勢調節障害がある。

b 50歳以上の中高年期の発症が多い。

c 黒質緻密層、青斑核などにレビー小体が認められる。

d レボドパの効果持続時間が短縮した結果、on-off現象が起こる。

e エンタカポンは半減期が短いため、ドロキシドパと併用される。

1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 
4(b、d、e) 5(c、d、e)



記述 a ~ c はその通りの記述です。

パーキンソン病の症状は、錐体外路症状と呼ばれる
記述 a のような症状です。

50歳~60歳代に、多発します。

黒質の神経細胞変性が原因と考えられています。



記述 d ですが
効果持続時間が短縮することによる
症状の日内変動は
wearing - off です。

on - off 現象は、症状の極端な変動です。
レボドパの血中濃度と無関係である点が特徴です。


よって、記述 d は誤りです。



記述 e ですが
エンタカポンは、COMT 阻害薬です。
COMT は、ドパミン等の代謝酵素です。
代謝酵素を阻害することで、ドパミンの効果を増強します。
レボドパ製剤と併用します。

ドロキシドパは、ノルアドレナリン製剤です。
レボドパ製剤では、ありません。


よって、記述 e は誤りです。



以上より、正しいものの組み合わせは
(a , b , c)です。


正解は 1 です。



問題へ戻る