問96-187 解説



問187

狭心症に関する記述の正誤について
正しい組合せはどれか。

a 非発作時、多くは典型的な心電図変化を認めない。

b 胸痛発作後、血清CPK、AST及びLDHの上昇を認める。

c 狭心症発作でもたらされた心電図変化は、胸痛消失後数分で元に戻る。

d 安静狭心症発作には、ニトログリセリン舌下錠が有効である。

  a  b  c  d
1 正 正 誤 誤
2 誤 正 誤 正
3 正 誤 誤 正
4 誤 誤 正 誤
5 正 誤 正 正
6 誤 正 正 誤



記述 a ですが
この通りの記述です。


非発作時は、心電図上特に問題がありません。
そのため、24時間ホルターで心電図の変化を検査します。



記述 b ですが
CK、AST、LDH は心筋逸脱酵素です。
すなわち、心筋の細胞が破壊された時に、細胞から
あふれだす酵素です。
心筋梗塞の時に、これらの値が上昇します。


狭心症では、心臓の細胞は、まだ生きています。
これらの値は上昇しません。


よって、記述 b は誤りです。



記述 c , d ですが
この通りの記述です。


狭心症の発作でもたらされた心電図変化は
しばらくするとなくなります。
これは、虚血状態が、一定時間で改善されるためです。


狭心症は
動いたら症状がおきる労作性と
静かにしていても症状がおきる安静性の2つに
大きく分類されます。


ニトログリセリンは、どちらの狭心症にも有効な
舌下錠で用いる薬です。



以上より、正しい組み合わせは
正誤正正 です。


正解は 5
です。



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