問96-191 解説



問191

痛風に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

a 関節変形を引き起こすが、破壊は伴わない。

b 肥満と本症は関係があるが、過度な運動は推奨されない。

c 発作時に、白血球増多、赤沈亢進
及び CRP 上昇は認められない。

d 抗癌剤投与時では、痛風発作を起こしやすい。

e 腎機能障害を引き起こす。

1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 
4(b、d、e) 5(c、d、e)



記述 a ですが
痛風とは
尿酸の結晶化による、激しい関節炎を引き起こす病気です。


関節内や、周囲において尿酸の結晶化を中心として
痛風結節と呼ばれるコブを伴うところまで症状が進行すると
関節破壊をきたすことがあります。
破壊は伴わない、というわけではありません。


よって、記述 a は誤りです。



記述 b ですが
記述の通りです。


過度の運動の下では、尿酸が析出しやすくなるため
過度な運動は、推奨されません。


よって、記述 b は正しいです。



記述 c ですが
発作時には、炎症反応が引き起こされるため
白血球数の増加や、赤沈亢進、CRP 値の上昇といった
炎症反応に伴う、検査値の変化が認められます。


よって、記述 c は誤りです。



記述 d ですが
記述の通りです。


抗がん剤の投与により、腫瘍細胞の崩壊がおき
核酸の分解が亢進します。


核酸のプリン塩基が尿酸に代謝されることにより
尿酸値が上昇します。
それに伴い、痛風発作を起こしやすくなります。


よって、記述 d は正しいです。



記述 e ですが
この通りの記述です。


腎臓に、尿酸結晶が析出することで
腎機能障害が引き起こされます。


よって、記述 e は正しいです。



以上より、正しいものの組み合わせは
(b , d , e)です。


正解は 4 です。