問96-198 解説



問198

真菌感染症に関する記述のうち
正しいものの組合せはどれか。

a 爪白癬は皮膚表在性真菌症であるため
抗真菌薬の内服治療は適応とならない。

b 免疫能が正常な患者では
食道カンジダ症の発症は、まれである。

c アスペルギルスは
経気道感染により肺感染症を起こし
その治療にはスルファメトキサゾール・トリメトプリム合剤が用いられる。

d ヒト免疫不全ウイルス (HIV) 感染患者において
ニューモシスチス肺炎の発症は、免疫不全状態に移行したことを示す。

e 口腔内にカンジダが検出された場合は
トリアゾール系抗真菌薬が用いられる。

1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 
4(b、d、e) 5(c、d、e)



記述 a ですが
爪白癬とは、爪の水虫とも呼ばれる真菌感染症の一種です。
カビの一種、白癬菌の、爪における感染です。

外用(ぬり薬)だけでは、根治が難しく
内服の抗真菌薬も併用します。


よって、記述 a は誤りです。



記述 b ですが
その通りの記述です。


カンジダは、真菌で、表在菌です。
つまり、人の体に、住み着いています。
発症しないのは、免疫などにより
過度の増殖が防がれているからです。



記述 c ですが
アスペルギルスの治療には
アムホテリシンB、ミカファンギンなどの
抗真菌薬を用います。


ちなみに、ST(スルファメトキサゾール・トリメトプリム)合剤は
肺炎治療薬の一種です。


よって、記述 c は誤りです。



記述 d、e はその通りの記述です。



以上より、正しいものの組み合わせは
(b , d , e)です。


正解は 4
です。



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