問96-199 解説



問199


67歳男性。感冒罹患後、呼吸困難が続くため来院した。
40歳代後半より労作時に息切れを感じていたが、加齢のためと思っていた。

血圧120/80 mmHg、脈拍96/分、整、呼吸数25/分。
検査の結果、慢性閉塞性肺疾患 (COPD) と診断された。
この患者に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

a 肺機能検査にて、残気量の増加及び1秒率の低下が認められる。

b 心電図検査にて、左室肥大の所見を認める。

c 胸部CT検査にて、肺血管影の減少を認める。

d 肺炎球菌ワクチン接種が、推奨される。

e インフルエンザワクチン接種は、避けるべきである。

1(a、b、c) 2(a、b、e) 
3(a、c、d) 
4(b、d、e) 5(c、d、e)



記述 a はその通りの記述です。
COPDでは、残気量の増加、1秒率の低下などが見られます。



記述 bですが
特に心電図上の変化はありません。


よって、記述 b は誤りです。




記述 c ですが、その通りの記述です。

CT で見てみると、血管が少なくなっているように
見えます。



記述 d ですが、その通りの記述です。

呼吸器疾患の合併による増悪を避けるため
リスクである肺炎球菌に対するワクチン接種が
推奨されます。



記述 e ですが
記述 d と同様に
リスクであるインフルエンザウイルスに対する
ワクチン接種も推奨されます。


よって、記述 e は誤りです。



以上より、正しいものの組み合わせは
(a , c , d)です。


正解は 3
です。



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