医療薬学2 問201~問210



問201

腎移植に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a 腎移植の成績は、患者の生存率ではなく、移植した腎臓が機能していることを示す生着率で示される。

 b 提供者(ドナー)が兄弟姉妹の場合、拒絶反応が起こりにくく、術後生着率がよいため、免疫抑制薬を必要としない。

 c 免疫抑制薬として、副腎皮質ステロイド性薬、アザチオプリン、タクロリムス水和物、ミコフェノール酸モフェチルなどが使用される。

 d 真菌症の併発時に、イトラコナゾールを用いる際には、シクロスポリンの投与量を増量する必要がある。

  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)


正解 
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問202

血中脂質に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a コレステロールや中性脂肪は、水に溶けにくいため、アポタンパク質と結合したリポタンパク質の形で運搬される。

 b リポタンパク質は、超低比重リポタンパク質 (VLDL) 、低比重リポタンパク質 (LDL) 、中間比重リポタンパク質 (IDL) 及び高比重リポタンパク質 (HDL) の4種に分類される。

 c 肝臓や小腸で合成されたHDLは、血中で末梢組織からの遊離コレステロールを取り込む。

 d 肝臓で合成されるVLDLは、血管壁のリポタンパク質リパーゼにより、IDLを経てLDLとなり、中性脂肪の供給源となっている。

  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)


正解 
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問203

慢性骨髄性白血病 (CML) の病態とその治療に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

 a 未分化な骨髄球系の細胞のみが増殖する。

 b 急性転化を起こした後では、化学療法が著効を示す。

 c 第22番染色体と第9番染色体の相互転座によるフィラデルフィア染色体が出現する。

 d インターフェロンα (IFNα) は、腫瘍細胞の増殖を抑制する作用を有するので、治療に用いられる。

 e 骨髄移植適用の条件として、ドナーとのヒト組織適合性は、血球抗原 (HLA) の一致が望ましい。

   a  b  c  d e
 1 誤 正 正 誤 誤
 2 正 正 誤 誤 正
 3 誤 正 誤 正 誤
 4 正 誤 正 誤 正
 5 正 誤 誤 正 誤
 6 誤 誤 正 正 正


正解 
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問204

肺癌とその治療に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a 我が国では、肺癌による死亡数は、成人男性における悪性腫瘍死の第1位である。

 b 非小細胞肺癌の非進行症例の治療において、化学療法は外科手術よりも優先される。

 c 小細胞肺癌治療には、シスプラチンとエトポシドの併用療法が適応となる。

 d ゲフィチニブの重篤な副作用として、急性肺障害や間質性肺炎がある。

 e イリノテカン塩酸塩水和物は、癌細胞の増殖にかかわるチロシンキナーゼを阻害する作用を持つ。

  1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)


正解 
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問205

感染症及びその治療に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a 百日咳は、発作性及び連続性の咳を特徴とし、マクロライド系抗菌薬が用いられる。

 b 麻疹は、ウイルス感染症であり、その治療の基本は対症療法である。

 c 流行性耳下腺炎は、成人女性では卵巣炎の併発が問題となる。

 d 破傷風では、原因細菌が中枢神経に到達し、呼吸困難や痙れんを惹起する。

 e A型インフルエンザの治療では、ノイラミニダーゼ阻害薬が用いられる。

  1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)


正解 
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問206

60歳男性。最近、のどの渇きが激しくなり、排尿の回数が増えたため、近医を受診した。患者は多量に飲水し、夜間にも頻回に尿意を覚える。身体所見では皮膚や口腔粘膜の乾燥がみられた。身長168 cm、体重70 kg、血圧130/74 mmHg、脈拍82/分、整。

尿検査:
 タンパク(-)、糖(+)、ウロビリノーゲン(±)、潜血(-)、
 比重1.008 ( 2回目、1.004)、
 浸透圧180 mOsm/kg H2O (2回目、190 mOsm/kg H2O)。
血液検査:
 Na 140 mEq/L、K 3.8 mEq/L、Cl 104 mEq/L、Ca 9.0 mEq/L、
 血中尿素窒素(BUN)12 mg/dL、尿酸6.8 mg/dL、
 クレアチニン1.1 mg/dL、空腹時血糖128 mg/dL、
 血漿レニン活性(臥位)1.8 ng/mL/時(基準値0.5~2 ng/mL/時)、
 血漿バソプレシン0.3 pg/mL(基準値0.3~4.2 pg/mL)。

上記の症状及び検査結果から推定される疾患として、正しいものの組合せはどれか。

 a 原発性アルドステロン症

 b 尿崩症

 c 腎不全

 d 心因性多尿症

 e 糖尿病

  1(a、b、c)  2(a、b、e)  3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)


正解 
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問207 - 208

27歳女性。以前より倦怠感があり、時々発熱することがあった。また、冬になると指先が白くなることがあった。数日前より38℃台の発熱、関節痛、筋肉痛があり、近医を受診した。

 身体所見:
  身長157 cm、体重42 kg。血圧160/90 mmHg、脈拍72/分、整。
  眼瞼結膜蒼白。
 尿検査:
  タンパク(3+)、タンパク定量1.1 g/日、沈渣:顆粒円柱(+)、
  赤血球円柱(+)、細胞性円柱(+)。
 血液検査:
  赤血球350×104/μL、白血球3400/μL、血小板8×104/μL、
  血清アルブミン6.0 g/dL、
  アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ (AST) 72 IU/L、
  アラニンアミノトランスフェラーゼ (ALT) 90 IU/L、
  血中尿素窒素 (BUN) 40 mg/dL、血清クレアチニン1.8 mg/dL、
  赤血球沈降速度亢進、C反応性タンパク質 (CRP) 0.2 mg/dL、
  抗核抗体陽性、抗DNA抗体陽性。

問207

この患者の推定される疾患として、最も適切なものはどれか。

 1 血小板減少性紫斑病

 2 関節リウマチ

 3 悪性リンパ腫

 4 全身性エリテマトーデス


正解 
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問208

27歳女性。以前より倦怠感があり、時々発熱することがあった。また、冬になると指先が白くなることがあった。数日前より38℃台の発熱、関節痛、筋肉痛があり、近医を受診した。

 身体所見:
  身長157 cm、体重42 kg。血圧160/90 mmHg、脈拍72/分、整。
  眼瞼結膜蒼白。
 尿検査:
  タンパク(3+)、タンパク定量1.1 g/日、沈渣:顆粒円柱(+)、
  赤血球円柱(+)、細胞性円柱(+)。
 血液検査:
  赤血球350×104/μL、白血球3400/μL、血小板8×104/μL、
  血清アルブミン6.0 g/dL、
  アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ (AST) 72 IU/L、
  アラニンアミノトランスフェラーゼ (ALT) 90 IU/L、
  血中尿素窒素 (BUN) 40 mg/dL、血清クレアチニン1.8 mg/dL、
  赤血球沈降速度亢進、C反応性タンパク質 (CRP) 0.2 mg/dL、
  抗核抗体陽性、抗DNA抗体陽性。

問208

この患者に用いられるべき医薬品の正誤について、正しい組合せはどれか。

 a エタネルセプト

 b シクロスポリン

 c ビンブラスチン 

 d リシノプリル

 e プレドニゾロン

   a  b  c  d e
 1 正 正 誤 誤 正
 2 正 誤 正 誤 誤
 3 誤 誤 正 誤 正
 4 誤 正 正 正 誤
 5 正 誤 誤 正 誤
 6 誤 正 誤 正 正


正解 
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問209 - 210

50歳男性。15年前に健康診断で尿タンパクを指摘された。5年ほど前から高血圧も指摘されるようになった。最近、排尿時に力まないと尿が出にくく、夜間に尿意で何度も目が覚めるようになったため来院した。現在、薬物療法は受けていない。

 身体所見:
  身長160 cm、体重66 kg、血圧165/95 mmHg、.胸腹部異常なし、
  下肢に浮腫あり、直腸指診にて前立腺肥大あり、
  胸部X線:心胸郭比 (CTR) 52%。
 血液検査:
  赤血球315×104/μL、白血球6,000/μL、血小板数2.5×105/μL、
  血清総タンパク5.4 g/dL、血中尿素窒素 (BUN) 50 mg/dL、
  血清クレアチニン (Scr) 2.4 mg/dL、
  アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ (AST) 25 IU/L、
  アラニンアミノトランスフェラーゼ (ALT) 20 IU/L、
  γ-グルタミルトランスペプチダーゼ (γ-GTP) 40 IU/L、
  Na 138 mEq/L、K 5.2 mEq/L、Cl 102 mEq/L、Ca 9.2 mEq/L、
  総コレステロール300 mg/dL、HDLコレステロール30 mg/dL、
  トリグリセリド310 mg/dL、空腹時血糖108 mg/dL、HbA1c 5.6%、
  前立腺特異抗原 (PSA) 3.0 ng/mL (基準値 4.0 ng/mL以下)。
 尿検査:
  タンパク(3+)、糖(-)、潜血(±)。

 

問209

この患者に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

 a 尿タンパク陽性は、糖尿病性腎症による。

 b 低タンパク血症は、栄養障害による。

 c 貧血は、血中エリスロポエチンの減少による。

 d 本態性高血圧が疑われる。

   a  b  c  d 
 1 正 正 誤 正
 2 正 正 誤 誤
 3 誤 正 正 誤
 4 正 誤 誤 正
 5 誤 誤 正 正
 6 誤 誤 正 誤 


正解 
※白黒反転で、解答番号が見えます。
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問210

50歳男性。15年前に健康診断で尿タンパクを指摘された。5年ほど前から高血圧も指摘されるようになった。最近、排尿時に力まないと尿が出にくく、夜間に尿意で何度も目が覚めるようになったため来院した。現在、薬物療法は受けていない。

 身体所見:
  身長160 cm、体重66 kg、血圧165/95 mmHg、.胸腹部異常なし、
  下肢に浮腫あり、直腸指診にて前立腺肥大あり、
  胸部X線:心胸郭比 (CTR) 52%。
 血液検査:
  赤血球315×104/μL、白血球6,000/μL、血小板数2.5×105/μL、
  血清総タンパク5.4 g/dL、血中尿素窒素 (BUN) 50 mg/dL、
  血清クレアチニン (Scr) 2.4 mg/dL、
  アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ (AST) 25 IU/L、
  アラニンアミノトランスフェラーゼ (ALT) 20 IU/L、
  γ-グルタミルトランスペプチダーゼ (γ-GTP) 40 IU/L、
  Na 138 mEq/L、K 5.2 mEq/L、Cl 102 mEq/L、Ca 9.2 mEq/L、
  総コレステロール300 mg/dL、HDLコレステロール30 mg/dL、
  トリグリセリド310 mg/dL、空腹時血糖108 mg/dL、HbA1c 5.6%、
  前立腺特異抗原 (PSA) 3.0 ng/mL (基準値 4.0 ng/mL以下)。
 尿検査:
  タンパク(3+)、糖(-)、潜血(±)。

 

問210

この患者の高血圧治療に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

 a 降圧目標値は、通常の高血圧患者よりも低く設定すべきである。

 b アンギオテンシンII 受容体遮断薬を用いる場合には、急激な腎機能低下に注意する。

 c チアジド系利尿薬の使用が推奨される。

 d 体液中の電解質を改善するため、アルドステロン受容体遮断薬が推奨される。

 e 前立腺肥大症を合併しているので、アドレナリンα1受容体遮断薬が推奨される。

   a  b  c  d e
 1 正 正 誤 誤 正
 2 正 誤 正 誤 誤
 3 誤 誤 正 誤 正
 4 誤 正 正 正 誤
 5 正 誤 誤 正 誤
 6 誤 正 誤 正 正


正解 
※白黒反転で、解答番号が見えます。
正解の右側をドラッグして下さい。

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