問211病院における医薬品安全管理に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a 医薬品の安全使用のための業務に関する手順書は、個々の施設において作成することが求められる。
b 医療事故が発生した場合、当事者以外の医療従事者も再発防止に関する情報を共有することが重要である。
c インシデント・アクシデントの報告は、当事者を特定することが目的である。
d ヒヤリ・ハット事例とは、患者に健康被害が生じたケースのみを示す。
e 従業者を対象にした医薬品の安全使用のための研修を行うことが必要である。
1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)
正解 2
※白黒反転で、解答番号が見えます。
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問212チーム医療に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a チーム医療とは、様々な医療スタッフが目的と情報を共有し、連携・補完し合うことで、患者の状況に応じた医療を提供することである。
b 感染制御チーム (ICT) は、感染防止を目的として、抗菌薬の適正使用の指導・管理を行う。
c クリニカルパスは経済を優先した医療体系で、根拠に基づいた医療の実践にはならない。
d 保険薬局は、地域のチーム医療を推進するために、医療機関と構造的、機能的、経済的に一体化していることが必要である。
e 在宅医療では、患者の居宅において様々な医療スタッフが共働して医療サービスを提供することが求められる。
1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)
正解 2
※白黒反転で、解答番号が見えます。
正解の右側をドラッグして下さい。
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問213院内感染対策に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a 標準予防策(スタンダードプリコーション)は、感染症の有無にかかわらず、すべての患者に適用される院内感染予防の基本的な方策である。
b 院内感染とは、院内で患者が原疾患とは別に新たに罹患した感染症で、医療従事者が病院で感染した場合は含めない。
c 肺結核、麻疹、水痘は、空気感染予防策の対象疾患である。
d 手指衛生の中でラビング法とは、アルコール含有の速乾性擦式消毒薬を用いた簡便な方法である。
e 飛沫感染では、直径5μm以上の飛沫が空気の流れにより広範に飛散するためマスクによる予防が有効である。
1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)
正解 3
※白黒反転で、解答番号が見えます。
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問214医薬品の製造販売承認申請のための臨床試験(治験)に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 申請前の臨床試験には第 I 相から第 IV 相までの試験がある。
b 第 I 相試験では、治験薬の体内動態や最大安全量が検討される。
c 第 II 相試験は、第III相試験のための用法・用量の推測が主な目的である。
d 第 III 相試験では、対照薬としてプラセボではなく標準治療薬を用いる場合がある。
a b c d
1 誤 正 正 正
2 正 正 正 誤
3 正 誤 誤 誤
4 誤 誤 誤 正
5 正 誤 正 正
6 誤 正 誤 誤
正解 1
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問214 解説へ
問215臨床研究コーディネーター(治験コーディネーター、CRC)の業務に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 治験実施計画書の作成及び保存を行う。
b 被験者の治験スケジュールを管理する。
c 被験者に対するインフォームド・コンセントに関わる説明を補助する。
d 治験依頼者によるモニタリングや監査に対応する。
a b c d
1 誤 正 正 正
2 正 正 誤 正
3 正 正 正 誤
4 正 誤 誤 誤
5 誤 誤 誤 正
6 誤 誤 正 誤
正解 1
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問215 解説へ
問216空腹時投与により薬物の吸収が低下するため食後に又は食直後に服用すべき医薬品として、正しいものの組合せはどれか。
a リファンピシン
b リセドロン酸ナトリウム水和物
c メナテトレノン
d イコサペント酸エチル
1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)
正解 6
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問217注射薬の混合調製と点滴投与に関する記述のうち、適切なものの組合せはどれか。
a シスプラチン注25 mg (5mL) を生理食塩液 1,000 mLに混合して投与する。
b アムホテリシンB注射用 50 mgを5%ブドウ糖液 500 mLに溶解・混合して投与する。
c セフトリアキソンナトリウム水和物静注用 1 gを乳酸リンゲル液 250 mLに溶解・混合して投与する。
d 1M塩化カリウム液 20 mLを生理食塩液 100 mLに混合し、そのまま静脈内投与する。
e バンコマイシン塩酸塩点滴静注用 0.5 g に注射用水 10 mLを加えて溶解後、5%ブドウ糖液 100 mLに混合し、60分以上かけて投与する。
1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)
正解 2
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問218抗不整脈薬に関して、他の抗不整脈薬が使用できないか又は無効の場合のみ使用可能とされているものの組合せはどれか。
a ベラパミル塩酸塩錠
b メキシレチン塩酸塩カプセル
c ピルシカイニド塩酸塩水和物カプセル
d ジソピラミドリン酸塩徐放錠
e アミオダロン塩酸塩錠
1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4 (b、d、e) 5(c、d、e)
正解 5
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問218 解説へ
問21948歳女性。カンジダ症の既往歴を有する糖尿病患者の処方せん調剤及び服薬指導を行った。次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
1) ピオグリタゾン塩酸塩錠15 mg 1回1錠(1日1錠)
1日1回 朝食後 28日分
2) グリベンクラミド錠 2.5 mg 1回1錠(1日3錠)
1日3回 朝昼夕食前 28日分
3) シンバスタチン錠 5 mg 1回1錠(1日1錠)
1日1回 朝食後 28日分
a 経口糖尿病用薬の制限量(1日最高投与量)を超えているので疑義照会を行った。
b 複数の経口糖尿病用薬が併用されており、併用禁忌である旨を医師に伝えて処方変更を依頼した。
c 間質性肺炎について緊急安全性情報が出された薬剤が処方されているので、「息苦しくなる」、「空咳が出る」などの初期症状について説明を行った。
d むくみや急激な体重増加、心不全症状が現れた場合には、服薬を中止して医師に伝えるように説明した。
e イトラコナゾールの併用が無いことを確認した。
1(a、b) 2(a、e) 3(b、c) 4(c、d) 5(d、e)
正解 5
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問219 解説へ
問220薬局窓口で患者からの申し出により調剤方法を変更した。医師への疑義照会が必要なものの組合せはどれか。
a 錠剤を服用するのが苦手との申し出があり、ドキサゾシンメシル酸塩錠 2 mgの処方に対して粉砕して調剤を行った。
b 服用忘れが多いとの申し出があり、プラバスタチンナトリウム錠 10 mg夕食後服用の処方に対して朝食後に服用するように指導した。
c 散剤が苦手との申し出があり、テプレノン細粒 (0.5 g/包) の処方に対してテプレノンカプセル 50 mgに変更して調剤した。
d シロップ剤がカップで計量しにくいとの申し出があり、カルボシステインシロップの処方に対して投薬瓶の適切な目盛りまで単シロップを加えて調剤した。
e 散剤の 嵩かさが少なくて服用しにくいとの申し出があり、プレドニゾロン散1% 0.2 g (1回量) の処方に対して乳糖 0.2 g (1回量)を加えて調剤した。
1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)
正解 1
※白黒反転で、解答番号が見えます。
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問220 解説へ