問96-221 解説



問221

処方せんの疑義照会に関する記述の正誤について
正しい組合せはどれか。

a 疑義照会により処方内容が変更になったので
処方せんに変更内容を記録した。

b 処方された医薬品の用法に
「用法口授」、「医師の指示通り」と記載されていたが
疑義照会した。

c 保険医療機関と保険薬局との間で約束された
いわゆる約束処方であれば
処方せんの記載に略号を用いても良いので
疑義照会しなかった。

d 睡眠障害の患者にエチゾラム錠が
1日常用量の範囲内である 3mg 処方されていたが
患者が高齢者だったので
副作用回避の観点から医師に間い合わせをした。

e 貼付剤の適用部位が記載されていなかったが
処方医に問い合わせることなく
患者の訴える患部に貼るように指示した。


   a  b  c  d  e
1 誤 正 正 誤 正
2 正 誤 正 正 誤
3 正 正 誤 誤 正
4 誤 誤 誤 正 正
5 誤 誤 正 誤 誤
6 正 正 誤 正 誤



記述 a ですが
疑義照会で、医師と確認した内容は
必ず、処方せん上に、記録として残します。
※ 変更がなかったとしても、記録に残します。


よって、記述 a は正しいです。



記述 b ですが
用法口授、医師の指示通り と書いてあった場合は
用法があいまいな指示であるため
疑義照会する必要があります。


よって、記述 b は正しいです。



記述 c ですが
約束処方であっても、処方せんの記載に
略号を用いるべきではありません。
そして、略号は、あいまいな指示であるため
疑義照会する必要があります。


よって、記述 c は誤りです。



記述 d ですが
エチゾラム(デパス 0.5mg/1mg)は
チエノジアゼピン系の、抗不安薬です。


エチゾラム(デパス 0.25mg/0.5mg/1mg)は、高齢者の場合
1日 1.5 mg までとすることとなっています。
よって、副作用回避の観点から、疑義照会を行うことは
適切です。


ちなみに
高齢者に対して用法が細かく設定されている
類似の薬としては、トリアゾラム(ハルシオン)があります。


よって、記述 d は正しいです。



記述 e ですが
適用部位が記載されていない場合
用法が不明なので、疑義照会しなければなりません。
問い合わせることなく、指示してはいけません。


よって、記述 e は誤りです。



以上より、正しい組み合わせは
正正誤正誤 です。


正解は 6 です。



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