問96-223 解説


問223

散剤の調剤に関連する記述の正誤について
正しい組合せはどれか。

a 秤量作業を円滑に行うため
装置びんの確認を、調剤棚から取り出すときにのみ行った。

b 抗癌剤の散剤を分包する際
他の分包薬へのコンタミネーションを避けるため
手分割自動分包機(パイルパッカー)を使用した。

c 薬じんの吸入あるいは接触によるアレルギー(薬局アレルギー)防止のため
浮遊粉じんを除去できる集塵装置を使用した。

   a  b  c 
1 正 正 誤
2 正 誤 正
3 正 誤 誤
4 誤 正 誤
5 誤 誤 正
6 誤 正 正


記述 a ですが
装置びんを取り違えると、異なる薬を秤量してしまい
重大な医療過誤へとつながります。
そして、散剤は、見た目では区別がつかないため
取り違えてしまうと、その後の監査などでチェックできません。


そこで、装置びんの確認は3回行います。
具体的には、棚から取り出す時、秤量時、棚に戻す時です。


よって、記述 a は誤りです。



記述 b ですが
抗癌剤の散剤は、分包機の汚染を避けるため
専用の機械を用いたり、汚染の可能性がほとんどない
手分割自動分包機(パイルパッカ-)を使用して
調剤します。

(パイルパッカ-による調剤では
毎回、新しいシートを引き、そこに手で薬をのせていくため
シートの中以外に散剤が残らず
汚染の可能性がほとんどありません。

一方、分包機の場合、機械の途中などに
粉が付着して、残ってしまい、次の調剤時に
混入するおそれがあります。)


よって、記述 b は正しいです。



記述 c ですが
散剤の調剤においては
空気中に巻き上げられた粉を吸い込むことによる
調剤者の被曝に留意する必要があります。
被曝防止のため、集塵装置などが用いられています。


よって、記述 c は正しいです。


以上より、正しい組み合わせは
誤正正 です。


正解は 6 です。



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