医療薬学2 問231~問240



問231

妊婦または妊娠を希望する患者に対する服薬指導に関する記述のうち、適切なものの組合せはどれか。

 a 妊娠後期は絶対過敏期とよばれ、薬物による胎児の奇形の発生率が最も高い時期であることを説明した。

 b 服薬の危険性とともに、自然奇形発生率についても説明した。

 c 高血圧症の妊婦に対して、エナラプリルマレイン酸塩は使用できる薬であると説明した。

 d 甲状腺機能低下症の妊婦に対して、レボチロキシンナトリウムは継続して使用できる薬であると説明した。

 e パートナーが妊娠する可能性のある男性患者に、リバビリンを服用する場合は信頼できる避妊法を用いるように説明した。

  1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)


正解 
※白黒反転で、解答番号が見えます。
正解の右側をドラッグして下さい。

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問232

医薬品情報に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a 医薬品インタビューフォームは、医療用医薬品添付文書等の補完情報として厚生労働省の指示により製薬企業が作成する。

 b 医療用医薬品添付文書は、法的根拠を持つ医薬品情報の伝達・提供媒体であり、製薬企業が作成する。

 c 医薬品安全対策情報(DSU) には、医療用医薬品添付文書の「使用上の注意」改訂に関する情報が掲載され、日本製薬団体連合会が編集・発行する。

 d 緊急安全性情報は、緊急に安全対策上の措置をとる必要がある場合に厚生労働省の指示により医薬品医療機器総合機構(PMDA)が作成する。

 e 医療用医薬品品質情報集は、後発医薬品の品質再評価の実施に伴い各製剤の生物学的同等性にかかる体内動態の結果をまとめたものである。

  1(a、b) 2(a、e) 3(b、c) 4(c、d) 5(d、e)


正解 
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問233

医薬品と、緊急安全性情報として注意喚起された副作用との対応のうち、正しいものの組合せはどれか。

   医薬品            副作用

 a フルタミド         骨髄機能抑制

 b ゲフィチニブ        重篤な低血糖、高血糖

 c ベンズブロマロン      急性肺障害、間質性肺炎

 d チクロピジン塩酸塩     血栓性血小板減少性紫斑病

 e オセルタミビルリン酸塩   異常行動

  1(a、b) 2(a、e) 3(b、c) 4(c、d) 5(d、e)


正解 
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正解の右側をドラッグして下さい。

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問234

経口避妊薬Aと血栓塞栓性疾患との関係を調べるために症例対照研究を行った。血栓塞栓性疾患を発症した女性168名と発症していない女性336名において、Aの使用者はそれぞれ84名と42名であった。Aの使用による血栓塞栓性疾患の発症のオッズ比に最も近い数値はどれか。

  1 0.25   2 0.5   3 2   4 3   5 4   6 7


正解 
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問235

メチルフェニデート塩酸塩製剤の管理と使用に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a 「うつ病」の適応症を有する。

 b 薬物依存や乱用のリスクを十分に管理するために流通管理基準が定められている。

 c 第三者委員会が定めた基準を満たした登録医師であればどの医療機関でも処方できる。

 d 薬局は、調剤前に処方せん発行医師が第三者委員会に登録されていることを確認できない場合は、調剤を拒否する。

 e 卸売販売業者は、第三者委員会に登録された医師、医療機関及び薬局にのみ販売できる。

  1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)


正解 4
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問236

疾患とその診断又は機能検査に用いられる薬物との対応のうち、正しいものの組合せはどれか。

 疾患 薬物
aヘリコバクター・ピロリ感染症ベンチロミド
b糸球体腎炎インドシアニングリーン
cクッシング病メチラポン
d甲状腺機能亢進症プロチレリン
e膵炎尿素(13C)

  1(a、b)  2(a、e)  3(b、c) 4(c、d) 5(d、e)


正解 
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問237

生物由来製品及び特定生物由来製品の取扱いに関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a 生物由来製品には、動物成分抽出製剤やブタ心臓弁が含まれる。

 b 特定生物由来製品は、生物由来製品のうち保健衛生上のリスクが特に高く、危害の発生又は拡大を防止するための措置を講ずることが必要なものとして指定されたものをいう。

 c 特定生物由来製品には、ワクチンやトキソイドが含まれる。

 d 特定生物由来製品にかかる記録は、30年間保管しなければならない。

  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)


正解 解なし


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問238 - 240

外来通院中の患者(72歳、男性)。身長168 cm、体重62 kg。高血圧症と心筋梗塞の既往があり、高血圧症の治療中である。慢性心不全と気管支ぜん息を有しており、処方1により良好に経過していた。

 血液検査:
  PT-INR (prothrombin time-international normalized ratio)  2.0
 血漿中薬物濃度:
  テオフィリン 7.0 μg/mL
  ジゴキシン  1.0 ng/mL


(処方1)
 ワルファリンカリウム錠 1 mg      1回1錠(1日2錠)
 テオドール錠(注1) 200 mg        1回1錠(1日2錠)
 プランルカスト水和物カプセル 112.5 mg 1回2カプセル(1日4カプセル)
    1日2回 朝夕食後 14日分


 ジゴキシン錠 0.25 mg          1回1錠(1日1錠)
 プレミネント配合錠(注2)         1回1錠(1日1錠)
    1日1回 朝食後 14日分


 アドエア500ディスカス(注3) 28吸入用  1個
    1日2回 朝・就寝前       1回1吸入


(注1)テオドール錠:テオフィリンを含有する徐放性の錠剤の販売名(商品名)の1つ
(注2)プレミネント配合錠:1錠中にロサルタンカリウム50 mgとヒドロクロロチアジド12.5 mgを含有する錠剤の販売名(商品名)の1つ
(注3)アドエア500ディスカス:1ブリスター中にサルメテロールキシナホ酸 72.5μg(サルメテロールとして 50 μg)とフルチカゾンプロピオン酸エステル500 μgを含有する吸入剤(ドライパウダーインヘラー・エアゾール)の販売名(商品名)の1つ
その後、口腔カンジダ症を発症したため、処方2が追加された。


(処方2)
 ミコナゾールゲル経口用 2% 5 g         2本
    1日4回 毎食後・就寝前 ロ腔内塗布 7日分

問238

処方1に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a テオフィリンの徐放性製剤には、吸収過程の薬物動態が異なり生物学的に同等ではない製剤が複数存在する。

 b プランルカストは、既に起こっているぜん息発作を緩解する薬ではない。

 c ジゴキシンは、維持量での治療開始約1週間後に定常状態に近い血漿中濃度に到達する。

 d プレミネント配合錠には、血圧低下作用の相乗効果に加えて、ロサルタンによる血清カリウムおよび尿酸の低下に対するヒドロクロロチアジドの相殺効果も期待される。

 e アドエアディスカスには、サルメテロールによる抗炎症作用とフルチカゾンプロピオン酸エステルによる気管支拡張作用が期待される。

  1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)


正解 
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問239

外来通院中の患者(72歳、男性)。身長168 cm、体重62 kg。高血圧症と心筋梗塞の既往があり、高血圧症の治療中である。慢性心不全と気管支ぜん息を有しており、処方1により良好に経過していた。

 血液検査:
  PT-INR (prothrombin time-international normalized ratio)  2.0


 血漿中薬物濃度:
  テオフィリン 7.0 μg/mL
  ジゴキシン  1.0 ng/mL


(処方1)
 ワルファリンカリウム錠 1 mg      1回1錠(1日2錠)
 テオドール錠(注1) 200 mg        1回1錠(1日2錠)
 プランルカスト水和物カプセル 112.5 mg 1回2カプセル(1日4カプセル)
    1日2回 朝夕食後 14日分


 ジゴキシン錠 0.25 mg          1回1錠(1日1錠)
 プレミネント配合錠(注2)         1回1錠(1日1錠)
    1日1回 朝食後 14日分


 アドエア500ディスカス(注3) 28吸入用  1個
    1日2回 朝・就寝前       1回1吸入


(注1)テオドール錠:テオフィリンを含有する徐放性の錠剤の販売名(商品名)の1つ
(注2)プレミネント配合錠:1錠中にロサルタンカリウム50 mgとヒドロクロロチアジド12.5 mgを含有する錠剤の販売名(商品名)の1つ
(注3)アドエア500ディスカス:1ブリスター中にサルメテロールキシナホ酸 72.5μg(サルメテロールとして 50 μg)とフルチカゾンプロピオン酸エステル500 μgを含有する吸入剤(ドライパウダーインヘラー・エアゾール)の販売名(商品名)の1つ


その後、口腔カンジダ症を発症したため、処方2が追加された。

(処方2)
 ミコナゾールゲル経口用 2% 5 g         2本
    1日4回 毎食後・就寝前 ロ腔内塗布 7日分

吸入剤であるアドエアディスカスの使用法や患者への説明に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a 毎日定期的に使用する薬剤であり、発作止めに用いるものではない。

 b 吸入口(マウスピース)からデバイスの内部に息を吹き込まない。

 c 吸入後は作用を持続させるため、うがいをしない。

 d 全身性の副作用を心配する必要はない。

  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)



正解 
※白黒反転で、解答番号が見えます。
正解の右側をドラッグして下さい。

問239 解説へ



問240

外来通院中の患者(72歳、男性)。身長168 cm、体重62 kg。高血圧症と心筋梗塞の既往があり、高血圧症の治療中である。慢性心不全と気管支ぜん息を有しており、処方1により良好に経過していた。

 血液検査:
  PT-INR (prothrombin time-international normalized ratio)  2.0
 血漿中薬物濃度:
  テオフィリン 7.0 μg/mL
  ジゴキシン  1.0 ng/mL


(処方1)
 ワルファリンカリウム錠 1 mg      1回1錠(1日2錠)
 テオドール錠(注1) 200 mg        1回1錠(1日2錠)
 プランルカスト水和物カプセル 112.5 mg 1回2カプセル(1日4カプセル)
    1日2回 朝夕食後 14日分


 ジゴキシン錠 0.25 mg          1回1錠(1日1錠)
 プレミネント配合錠(注2)         1回1錠(1日1錠)
    1日1回 朝食後 14日分


 アドエア500ディスカス(注3) 28吸入用  1個
    1日2回 朝・就寝前       1回1吸入


(注1)テオドール錠:テオフィリンを含有する徐放性の錠剤の販売名(商品名)の1つ
(注2)プレミネント配合錠:1錠中にロサルタンカリウム50 mgとヒドロクロロチアジド12.5 mgを含有する錠剤の販売名(商品名)の1つ
(注3)アドエア500ディスカス:1ブリスター中にサルメテロールキシナホ酸 72.5μg(サルメテロールとして 50 μg)とフルチカゾンプロピオン酸エステル500 μgを含有する吸入剤(ドライパウダーインヘラー・エアゾール)の販売名(商品名)の1つ
その後、口腔カンジダ症を発症したため、処方2が追加された。
(処方2)
 ミコナゾールゲル経口用 2% 5 g         2本
    1日4回 毎食後・就寝前 ロ腔内塗布 7日分

問240

処方2を追加して14日後の来院時に、患者より血尿と血痰の訴えがあり、PT-INR が13.5に上昇していた。この際の薬物治療上の処置として検討すべき内容に関する記述のうち、適切なものの組合せはどれか。

 a ワルファリンカリウムの投与を一旦中断し、PT-INRをモニターして治療域まで低下後に用量を再設定する。

 b 抗凝固能や出血傾向を注意深く観察し、必要に応じてビタミンKを投与する。

 c ジゴキシンの投与を一旦中断後、血漿中濃度をモニターし、定量限界以下に低下した後に投与を再開する。

 d アドエアディスカスの過量投与が疑われるので、拮抗作用を期待してアドレナリンβ遮断薬を内服させる。

 e ミコナゾールゲルを中止し、代替薬が必要であればアムホテリシンBシロップの含嗽を検討する。

  1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)


正解 
※白黒反転で、解答番号が見えます。
正解の右側をドラッグして下さい。

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