問96-236 解説



問236

疾患とその診断又は機能検査に用いられる薬物との対応のうち

正しいものの組合せはどれか。


 疾患 薬物
aヘリコバクター・ピロリ感染症ベンチロミド
b糸球体腎炎インドシアニングリーン
cクッシング病メチラポン
d甲状腺機能亢進症プロチレリン
e膵炎尿素(13C)


1(a、b)  2(a、e)  3(b、c)
4(c、d) 5(d、e)



記述 a ですが
ベンチロミドは、肝・胆道疾患の
膵外分泌機能検査薬です。


ベンチロミドは、安息香酸、チロシン、パラアミノ安息香酸からなる
合成ペプチドです。

経口投与しても、ほとんど消化管から吸収されず
膵酵素の、キモトリプシンにより、特異的に加水分解されます。

ヘリコバクター・ピロリ感染症の診断や機能検査には
用いられません。

ちなみに、ヘリコバクター・ピロリ感染症の診断は
13C-尿素による、尿素呼気テストが行われます。


よって、記述 a は誤りです.



記述 b ですが
インドシアニングリーンは、肝機能検査で用いられる薬です。
糸球体腎炎の診断や機能検査には用いられません。

ちなみに、糸球体腎炎の検査は、尿検査などが行われます。


よって、記述 b は誤りです。



記述 c , d は、その通りの記述です。



記述 e ですが
尿素(13C)は、記述 a の所で説明したように
ヘリコバクター・ピロリ感染症の診断に用いられます。

ちなみに、膵炎の検査には、リパーゼやアミラーゼの量を
検査します。


よって、記述 e は誤りです。



以上より、正しいものの組み合わせは
(c , d)です。


正解は 4
です。



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