病態・薬物治療 (実践)



問286
70 歳男性。
1ヶ月前から息切れが出現し、病院を受診した。
心機能低下を指摘され、慢性心不全と診断された。
以下の内容の処方せんを持って保険薬局を訪れた。
既往歴:特記すべきことなし。常用薬なし。

(処方1)
工ナラプリルマレイン酸塩錠2.5mg
1回1錠(1日1錠)
1 日1 回 朝食後 2 8 日分

(処方2)
ビソプロロールフマル酸塩錠5mg
1回1錠(1日2錠)
1 日2 回朝夕食後2 8 日分

(処方3)
フロセミド錠20mg
1回1錠(1日1錠)
1 日1 回朝食後2 8 日分



本症の重症度の指標として適切な検査項目はどれか。
1つ選べ。

1 血清カリウム値
2 血莱脳性ナトリウム利尿ペプチド(BNP)値
3 血清尿酸(UA)値
4 血清クレアチニン(Cr)値
5 血清クレアチンキナーゼ(CK)値


正解 2
※白黒反転で、解答番号が見えます。
正解の右側をドラッグして下さい。





問287
70 歳男性。
1ヶ月前から息切れが出現し、病院を受診した。
心機能低下を指摘され、慢性心不全と診断された。
以下の内容の処方せんを持って保険薬局を訪れた。
既往歴:特記すべきことなし。常用薬なし。

(処方1)
工ナラプリルマレイン酸塩錠2.5mg
1回1錠(1日1錠)
1 日1 回 朝食後 2 8 日分

(処方2)
ビソプロロールフマル酸塩錠5mg
1回1錠(1日2錠)
1 日2 回朝夕食後2 8 日分

(処方3)
フロセミド錠20mg
1回1錠(1日1錠)
1 日1 回朝食後2 8 日分



上記処方せんに対する疑義照会の内容として
正しいのはどれか。1つ選べ。

1 処方1は
心不全に用いる初回投与量としては過量であること。

2 処方2は
心不全に用いる初回投与量としては過量であること。

3 処方3は
心不全に用いる初回投与量としては過量であること。

4 処方1,2は
心不全の患者では併用禁忌であること。

5 処方3は
心不全の患者には就寝前の投与が推奨されていること。


正解 2
※白黒反転で、解答番号が見えます。
正解の右側をドラッグして下さい。





問288
65歳女性。
身長160cm、体重50kg。てんかんの既往があり
現在フェニトイン100mg錠を1回1錠、1日2回朝夕食後服用している。
34歳時に子宮筋腫の手術を受け輸血された。
55歳からC型慢性肝炎による代償期肝硬変の診断で
近医に通院していた。
今回、以下の薬剤が追加となった。

(処方)
アミノレバンEN配合散50g/包  1回1包 (1日3包)
1 日3 回  朝昼夕   水に溶解して食事と共に服用  7 日分
(アミノレバンEN配合散:アミノ酸、糖質、ビタミン、微量元素を
含んだ肝不全用経口栄養剤の商品名)


この処方に関する記述のうち、正しいのはどれか。
1つ選べ。

1 溶解する水は、80℃以上の湯を用いる。
2 溶解後、室温で24時間まで保存できる。
3 溶解後の浸透圧が高いので下痢に注意する。
4 主成分は芳香族アミノ酸である。
5 この処方だけで一日に必要な熱量を摂取できる。


正解 3
※白黒反転で、解答番号が見えます。
正解の右側をドラッグして下さい。





問289
65歳女性。
身長160cm、体重50kg。てんかんの既往があり
現在フェニトイン100mg錠を1回1錠、1日2回朝夕食後服用している。
34歳時に子宮筋腫の手術を受け輸血された。
55歳からC型慢性肝炎による代償期肝硬変の診断で
近医に通院していた。
今回、以下の薬剤が追加となった。

(処方)
アミノレバンEN配合散50g/包  1回1包 (1日3包)
1 日3 回  朝昼夕   水に溶解して食事と共に服用  7 日分
(アミノレバンEN配合散:アミノ酸、糖質、ビタミン、微量元素を
含んだ肝不全用経口栄養剤の商品名)



その後、フェニトインの副作用発現が疑われたため
血漿中フェニトイン濃度を測定したところ
トラフ値が15μg/mLであった。
この測定結果を踏まえて、この患者のフェニトイン用量を設定するにあたり
考慮することとして最も適切なのはどれか。
1つ選べ。

1 代謝酵素が遺伝的に欠損している。
2 肝初回通過効果による代謝が低下している。
3 血漿タンパク結合率が低下している。
4 消化管吸収率が低下している。
5 腎クリアランスが低下している。


正解 3
※白黒反転で、解答番号が見えます。
正解の右側をドラッグして下さい。





問290
75歳男性。
アレルギー性鼻炎のため耳鼻科を受診後、保険薬局で以下の処
方せんの調剤薬を受け取り、夕方から服薬を開始した。翌日午前中に、尿が出にく
くなったと訴えて、この薬局に相談に来た。



(処方1)
クレマスチン錠1mg  1回1錠(1日2錠)
1 日2 回 朝夕食後 1 4 日分

(処方2)
スプラタストトシル酸塩カプセル50mg 
1回1カプセル(1日3カプセル)
1 日3 回 朝昼夕食後 1 4 日分

(処方3)
フルチカゾンプロピオン酸エステル点鼻液50μg 28噴霧用 1本
1 回各鼻腔に1 噴霧 1 日2 回



薬剤師は処方薬による副作用を疑った。
この薬局の薬剤師が担当医へ提案すべき内容として
最も適切なのはどれか。1つ選べ。


1 処方1を中止。
2 処方1をクロルフェニラミン製剤へ変更。
3 処方2を中止。
4 処方2を減量。
5 処方3を中止。


正解 1
※白黒反転で、解答番号が見えます。
正解の右側をドラッグして下さい。





問291
75歳男性。
アレルギー性鼻炎のため耳鼻科を受診後、保険薬局で以下の処
方せんの調剤薬を受け取り、夕方から服薬を開始した。翌日午前中に、尿が出にく
くなったと訴えて、この薬局に相談に来た。



(処方1)
クレマスチン錠1mg  1回1錠(1日2錠)
1 日2 回 朝夕食後 1 4 日分

(処方2)
スプラタストトシル酸塩カプセル50mg 
1回1カプセル(1日3カプセル)
1 日3 回 朝昼夕食後 1 4 日分

(処方3)
フルチカゾンプロピオン酸エステル点鼻液50μg 28噴霧用 1本
1 回各鼻腔に1 噴霧 1 日2 回



この患者が病院を受診した。
直腸診で、弾性があり硬い腫癌が直腸前壁に触知された。
最も疑われる疾病と
当該疾病の診断が確定したときの治療薬の組み合わせとして
最も適切なのはどれか。1つ選べ。


1 直腸がん-フルオロウラシル
2 直腸がん-イリノテカン塩酸塩水和物
3 前立腺肥大症一デュタステリド
4 前立腺肥大症一フルタミド
5 腎不全一シラザプリル水和物
6 腎不全一口サルタンカリウム


正解 3
※白黒反転で、解答番号が見えます。
正解の右側をドラッグして下さい。





問292
54歳男性。
検査の結果、アジソン病の確定診断を受け
経口ホルモン補充療法が施行されることとなった。


アジソン病の典型的な所見はどれか。2つ選べ。

1 低血圧
2 血清カリウム値の低下
3 色素沈着
4 体重増加
5 好酸球減少


正解 1,3
※白黒反転で、解答番号が見えます。
正解の右側をドラッグして下さい。





問293
54歳男性。
検査の結果、アジソン病の確定診断を受け
経口ホルモン補充療法が施行されることとなった。


アジソン病に対する副腎皮質ホルモン補充の
薬物投与設計として最も適切なのはどれか。
1つ選べ。





正解 2
※白黒反転で、解答番号が見えます。
正解の右側をドラッグして下さい。





問294
初発の急性リンパ性白血病である21歳男性患者に対して
抗がん剤による寛解導入療法を実施することとなった。
治療後に発症する可能性のある腫傷崩壊症候群について
薬剤師がこの患者に説明することとなった。
薬剤師は、重篤副作用疾患別対応マニュアルを利用することにした。



重篤副作用疾患別対応マニュアル及び
それを利用した服薬指導に関する記述のう
正しいのはどれか。2つ選べ。

1 当該マニュアルは
独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)の
ホームページから入手した。
2 当該マニュアルは、患者向け、医師向け、薬剤師向けの3部構成である。
3 この副作用を予防するために、十分に水分補給するように指導した。
4 体液を酸性側に傾けるための薬を服用することを説明した。
5 好発時期は、治療開始後1~2週目であることを説明した。


正解 1,3
※白黒反転で、解答番号が見えます。
正解の右側をドラッグして下さい。





問295
初発の急性リンパ性白血病である
21歳男性患者に対して  抗がん剤によ
寛解導入療法を実施することとなった。

治療後に発症する可能性のある
腫傷崩壊症候群について
薬剤師がこの患者に説明することとなった。

薬剤師は
重篤副作用疾患別対応マニュアルを利用することにした。


腫傷崩壊症候群に関する記述のうち
誤っているのはどれか。1つ選べ。

1 血清リン値が著しく増加する。

2 血清カリウム値が著しく低下する。

3 腎機能低下を引き起こす。

4 予防には、抗がん剤の投与開始前に
ラスブリカーゼを点滴投与するのが有効である。

5 腎機能が正常な場合には
アロプリノールの経口投与が有効である。


正解 2
※白黒反転で、解答番号が見えます。
正解の右側をドラッグして下さい。





問296
44歳女性。

処方薬だけでは頭痛が十分に抑えきれないと訴え
一般用医薬品の
ロキソプロフェンナトリウムを購入するために
薬局を訪れた。

本人に確認すると、片頭痛がひどく
ロキソプロフェンナトリウムは
3ヶ月前からほぼ毎日
処方薬は
1年前から月に20回程度
服用しているとのことである。

お薬手帳から処方薬
スマトリプタン錠50mgであることがわかった。


この患者に対する
薬局の薬剤師の対応として適切なのはどれか。
1つ選べ。

1 スマトリプタン錠 50 mg は片頭痛の予防薬なので
毎日定時に服用しているか確認した。

2 スマトリプタン錠 50 mg の効果が不十分な場合
ロキソプロフェンナトリウムは服用せずに
スマトリプタン錠を 1 時間間隔で服用するように指導した。

3 一般用医薬品のロキソプロフェンナトリウム錠の含量は
医療用より少ないので、増量が可能であると説明した。

4 ロキソプロフェンナトリウムの販売を控え
処方医に相談するよう指導した。

5 スマトリプタン錠 50 mg の服用を中止して
ロキソプロフェンナトリウムだけにするように指導した。



正解 4
※白黒反転で、解答番号が見えます。
正解の右側をドラッグして下さい。





問297
44歳女性。
処方薬だけでは頭痛が十分に抑えきれないと訴え
一般用医薬品の
ロキソプロフェンナトリウムを購入するために
薬局を訪れた。

本人に確認すると、片頭痛がひどく
ロキソプロフェンナトリウムは
3ヶ月前からほぼ毎日
処方薬は
1年前から月に20回程度服用しているとのことである。

お薬手帳から処方薬
スマトリプタン錠50mgであることがわかった。



片頭痛に関する記述のうち誤っているのはどれか。
1つ選べ。

1 一次性頭痛に分類される。

2 日常生活動作によって痛みが増悪することが多い。

3 随伴症状として
光・音・臭過敏、悪心・咽吐を伴うことが多い。

4 入浴によって痛みが増悪することが多い。

5 発症は、男性に多い。


正解 5
※白黒反転で、解答番号が見えます。
正解の右側をドラッグして下さい。





問298
30歳男性。
全身倦怠感、食欲不振、下痢、体重減少を訴えて受診した。
HIV抗体が陽性であり、CD4陽性リンパ球の減少が見られた。
後天性免疫不全候群(AIDS)の診断を受け
薬物療法を開始することとなった。


HIV感染症の治療に用いられるのはどれか。
2つ選べ。

1 ファムシクロビル錠
2 エファビレンツ錠
3 アタザナビル硫酸塩カプセル
4 エンテカビル水和物錠
5 リバビリンカプセル


正解 2,3
※白黒反転で、解答番号が見えます。
正解の右側をドラッグして下さい。





問299
30歳男性。
全身倦怠感、食欲不振、下痢、体重減少を訴えて受診した。
HIV抗体が陽性であり、CD4陽性リンパ球の減少が見られた。
後天性免疫不全候群(AIDS)の診断を受け
薬物療法を開始することとなった。

この患者への治療に関する記述のうち
適切でないのはどれか。1つ選べ。

1 治療目標は
血中ウイルス量を
検出限界以下に抑え続けることである。

2 治療は、原則として
多剤併用療法で開始する。

3 治療により免疫機能の指標が改善したら
速やかに薬剤の服用を中止する。

4 患者に対して
日和見感染の予防と早期発見の方法を
説明する。

5 抗HlV薬は
併用薬との相互作用に注意する必要があるので
他医療機関を受診する際には
抗 HIV 薬を服用中であることを申し出るように指導する。


正解 3
※白黒反転で、解答番号が見えます。
正解の右側をドラッグして下さい。





問300
62歳女性。

身長160cm、体重45kg。
体表面積1.5m2
20歳から60歳まで1日10本喫煙していた。
精査の結果、病期分類T2N2MOの肺がん(病理組織型X)と診断された。

臨床検査所見:
【末梢血検査】WBC 4,300/μL、Hb 10.4 g/dL Plt 15万/μL
【生化学検査】クレアチニンクリアランス75 mL/min
【腫傷マーカー】CEA 4.8 ng/mL(正常値 5 ng/mL以下)
SCC 0.2ng/mL(正常値1.5 ng/mL未満)
NSE 69.9ng/mL(正常値 9 ng/mL以下)


この患者の病態と治療に関する記述のうち、正しいのはどれか。
2つ選べ。

1 腫傷増殖速度は極めて遅い。
2 非小細胞肺がんが疑われる。
3 重要な危険因子は喫煙である。
4 イリノテカン塩酸塩が治療薬の一つとして用いられる。
5 ケフィチニブが治療薬の一つとして用いられる。



正解 3,4
※白黒反転で、解答番号が見えます。
正解の右側をドラッグして下さい。





問301
62歳女性。
身長160cm、体重45kg。
体表面積1.5m2
20歳から60歳まで1日10本喫煙していた。
精査の結果、病期分類T2N2MOの肺がん(病理組織型X)と診断された。

臨床検査所見:
【末梢血検査】WBC 4,300/μL、Hb 10.4 g/dL Plt 15万/μL
【生化学検査】クレアチニンクリアランス75 mL/min
【腫傷マーカー】CEA 4.8 ng/mL(正常値 5 ng/mL以下)
SCC 0.2ng/mL(正常値1.5 ng/mL未満)
NSE 69.9ng/mL(正常値 9 ng/mL以下)



この患者に以下のがん化学療法を実施することになった。
化学療法に関する記述のうち、適切なのはどれか。2つ選べ。

1日目
(処方1)
点滴静注 エトポシド注 150mg
ブドウ糖 5%注射液 500mL
主管より約120分間で注入

(処方2)
点滴静注 カルボプラチン注射液 500mg
ブドウ糖 5 %注射液 250mL
主管より約 60 分間で注入

2日目及び3日目
(処方1)
点滴静注 エトポシド注150mg
ブドウ糖5%注射液 500mL
主管より約120分間で注入



1 エトポシドの投与量は、この患者の体表面積から算出する。
2 処方1は、経時的に結晶が析出することがあるので
希釈をしないでそのまま急速静脈内投与するように提案した。
3 処方1の投与には、ポリ塩化ビニル製の点滴セットを使用する。
4 カルボプラチンの投与量は、目標とする血中薬物濃度時間曲線下面積(AUC)
を決めて、カルバートの式を用いて計算する。
5 カルボプラチンの副作用を軽減させるために、投与後1日3,000mL以上の輸
液を投与するように処方提案した。


正解 1,4
※白黒反転で、解答番号が見えます。
正解の右側をドラッグして下さい。





問302
48歳女性。
身長160cm、体重65kg。営業職。
1年ほど前から胸焼けやゲップなどがあり
市販の胃腸薬で対応していた。

最近、その症状が改善されず
た、突然、咳込んだりすることがあったため
消化器内科を受診したところ
逆流性食道炎と診断され
以下の処方が開始された。

(処方)
オメプラゾール錠 20 mg 1回1錠 (1日1錠)
1 日1 回夕食後 28 日分



この患者の治療薬に関する記述のうち
正しいのはどれか。2つ選べ。

1 オメプラゾールの主たる代謝酵素は
CYP2C9であるため
ワルファリンとの併用は注意すべきである。

2 オメプラゾールの代謝に関して
日本人を含むモンゴル系人種で
2%程度のPM(poormetabolizer)が存在する。

3 オメプラゾールの代謝に関して
EM(extensivemetabolizer)の患者では、
PM患者より、症状の改善が期待できる。

4 患者に、噛んだり砕いたりせずに
服用するように指導する。

5 オメプラゾールの投与により
胃がんによる症状が隠ぺいされることがあるの
悪性でないことを確認して
治療することが重要である。


正解 4,5
※白黒反転で、解答番号が見えます。
正解の右側をドラッグして下さい。





問303
48歳女性。
身長160cm、体重65kg。営業職。
1年ほど前から胸焼けやゲップなどがあり市販の胃腸薬で対応していた。
最近、その症状が改善されず、また、突然、咳込んだりすることがあったため
消化器内科を受診したところ、逆流性食道炎と診断され
以下の処方が開始された。

(処方)
オメプラゾール錠20mg1回1錠(1日1錠)
1 日1 回夕食後2 8 日分



オメプラゾール錠を4週間服用した結果
胸焼けなどの症状は明らかに改善した
以前からの咳は継続していた。

そこで、文献検索により
逆流症状を有する患者の慢性の咳に対する
プロトンポンプ阻害薬の効果に関する論文を入手した。
その論文の中に以下の図が掲載されていた。
この図に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。



1 メタアナリシスの結果を示す際によく用いられ
ファンネルプロットと呼ばれる。

2 検討に用いられた3つの研究結果が
不均一とはいえないことが確認できる。

3 横の線は、標準誤差を表す。

4 最下段のひし形は
3つの研究結果を統合したものである。

5 逆流症状を有する患者の慢性の咳に対して
プロトンポンプ阻害薬は
プラセボよりも有意に効果があると、読み取れる。


正解 2,4
※白黒反転で、解答番号が見えます。
正解の右側をドラッグして下さい。






問304
60歳女性。
10年ほど前に尿タンパクを指摘されていたが放置していた。
その後、疲れやすくなったため、8年ほど前に近医を受診した。
腎機能低下を指摘され、薬物療法が開始された。
症状は徐々に進行し、現在は慢性腎不全の保存期である
(検査値:血清クレアチニン値3.0mg/dL
血清カルシウム値8.8mg/dL
血清リン値4.4mg/dL
血清カリウム値5.0mEq/L)。

以下の処方を受けている
最近、胸のむかつきなどの胃炎症状を訴えている。


(処方)
テモカプリル塩酸塩錠2mg  1回1錠(1日1錠)
1 日1 回朝食後

炭酸水素ナトリウム 1回1g(1日3g)
1 日3 回朝昼夕食後

クレメジンカプセル*1 200mg1回10カプセル(1日30カプセル)
1 日3 回 朝昼夕食後
*1 石油系炭化水素由来の球形微粒多孔質炭素を
高温にて酸化及び還元処理して得た球形吸着炭のカプセル剤

アーガメイト20%ゼリー*2 25g 1回1個(1日3個)
1 日3 回 朝昼夕食後
*2 ポリスチレンスルホン酸カルシウムを含むゼリー製剤
28日分


この女性患者にニザチジンを投与することとなった。
なお、腎機能が正常な女性において
ニザチジンの全身クリアランスに占める腎クリアランスの割合は90%、
eGFRを120mL/min/1.73mとし
ニザチジンの腎クリアランスはeGFRに比例し
腎外クリアランスは腎機能の影響を受けないと仮定した。
また、eGFRの推定には次のノモグラムを用いた。






腎機能正常者におけるニザチジンの1日量を300mgとするとき、この患者に対
するニザチジンの1日量として最も適切なのはどれか。1つ選べ。


1 30mg 
2 60mg 
3 90mg 
4 120mg
5 150mg


正解 2
※白黒反転で、解答番号が見えます。
正解の右側をドラッグして下さい。





問305
60歳女性。
10年ほど前に尿タンパクを指摘されていたが放置していた。
その後、疲れやすくなったため、8年ほど前に近医を受診した。
腎機能低下を指摘され、薬物療法が開始された。
症状は徐々に進行し、現在は慢性腎不全の保存期である
(検査値:血清クレアチニン値3.0mg/dL
血清カルシウム値8.8mg/dL
血清リン値4.4mg/dL
血清カリウム値5.0mEq/L)。

以下の処方を受けている
最近、胸のむかつきなどの胃炎症状を訴えている。


(処方)
テモカプリル塩酸塩錠2mg  1回1錠(1日1錠)
1 日1 回朝食後

炭酸水素ナトリウム 1回1g(1日3g)
1 日3 回朝昼夕食後

クレメジンカプセル*1 200mg1回10カプセル(1日30カプセル)
1 日3 回 朝昼夕食後
*1 石油系炭化水素由来の球形微粒多孔質炭素を
高温にて酸化及び還元処理して得た球形吸着炭のカプセル剤

アーガメイト20%ゼリー*2 25g 1回1個(1日3個)
1 日3 回 朝昼夕食後
*2 ポリスチレンスルホン酸カルシウムを含むゼリー製剤
28日分


この女性患者にニザチジンを投与することとなった。
なお、腎機能が正常な女性において
ニザチジンの全身クリアランスに占める腎クリアランスの割合は90%、
eGFRを120mL/min/1.73mとし
ニザチジンの腎クリアランスはeGFRに比例し
腎外クリアランスは腎機能の影響を受けないと仮定した。
また、eGFRの推定には次のノモグラムを用いた。






この患者の薬学的管理に関する記述のうち
適切ではないのはどれか。1つ選べ。

1 テモカプリル塩酸塩錠は、血清カリウム値を上昇させることがある。
2 炭酸水素ナトリウムは、代謝性アシドーシスに対して処方される。
3 高リン血症を併発した場合には、炭酸マグネシウムの投与を考慮する。
4 クレメジンカプセル200mgは、他剤との相互作用を避けるため服用時期を変
更するよう疑義照会する。
5 消化管へのポリスチレンスルホン酸カルシウムの蓄積を避けるため、便秘を起
こさせないようにする。


正解 3
※白黒反転で、解答番号が見えます。
正解の右側をドラッグして下さい。