99-11~99-15 解説一覧




問11 気管の内面を覆う上皮組織を表す模式図はどれか。
1つ選べ。








気管の内面を覆う上皮組織は、大部分が
多列円柱上皮細胞です。



選択肢 1 は
単層扁平上皮細胞です。


よって、選択肢 1 は誤りです。



選択肢 2 は
単層円柱上皮細胞です。


よって、選択肢 2 は誤りです。



選択肢 3 は 
重層扁平上皮細胞です。


よって、選択肢 3 は誤りです。



選択肢 4 は
重層立方上皮細胞です。


よって、選択肢 4 は誤りです。



ちなみに、選択肢 3,4 は
見た目が重層であることに注目して誤りであると
判断すると、分かりやすいと思われます。



選択肢 5 は
多列円柱上皮細胞です。


選択肢 5 は正しいです。



以上より、正解は 5 です。



問題へ戻る



問12 下半身のリンパ液が集まる脈管はどれか。
1つ選べ。

1 右リンパ本幹  2 胸管  3 右鎖骨下動脈
4 腹大動脈  5 下大静脈



リンパ液は
体の右上半身からのリンパ液は
右リンパ管に集まり
それ以外のリンパ液は
胸管に集まります。


よって、正解は 2 です。




問13 一酸化窒素合成酵素(NOシンターゼ)により
一酸化窒素(NO)を生成するアミノ酸はどれか。1つ選べ。

1 L-トリプトファン  2 L-アスパラギン  3 L-リシン
4 L-アルギニン  5 L-グルタミン酸


一酸化窒素の原料となるアミノ酸は
L-アルギニンです。


よって、正解は 4 です。


ちなみに、知識として知らなくても
各アミノ酸の構造に注目すれば
側鎖に NH 基 がたくさん末端に存在する
L-アルギニンが、一番適切であると
考えることもできると思われます。



(アミノ酸の構造、性質)






問14 真核細胞におけるメッセンジャーRNA (mRNA) の
開始コドンに対応するアミノ酸はどれか。1つ選べ。

1 L-トリプトファン  2 L-アラニン  3 L-グルタミン酸
4 L-メチオニン  5 L-ヒスチジン



開始コドンに対応するアミノ酸は
L-メチオニンです。


よって、正解は 4 です。



ちなみに、開始コドンは 
AUG です。

終止コドンは
UAA 
UAG 
UGA です。






問15 抗ウイルス活性を示すサイトカインはどれか。1つ選べ。

1 インターフェロン α (IFN-α)
2 インターロイキン2 (IL-2)
3 エリスロポエチン (EPO)
4 腫瘍壊死因子α (TNF-α)
5 顆粒球コロニー刺激因子 (G-CSF)



選択肢 1 ですが
インターフェロンとは、免疫系や炎症の調節を行う
サイトカインの一種です。抗ウイルス活性をもちます。


選択肢 1 は正しいです。




選択肢 2 ですが
インターロイキンとは、白血球により分泌される
サイトカインの一種です。


その中で、インターロイキン2は
T細胞、B細胞、NK細胞などを活性化させる作用を持ちます。
抗ウイルス活性を示すとは、証明されていません。


よって、選択肢 2 は誤りです。




選択肢 3 ですが
エリスロポエチンは
腎臓で作られる、赤血球の産生を促進するホルモンです。
抗ウイルス活性を示すとは、証明されていません。


よって、選択肢 3 は誤りです。




選択肢 4 ですが
腫瘍壊死因子αは
固形がんに対し、出血性の壊死を生じさせる物質として
発見されたサイトカインです。
抗ウイルス活性を示すとは、証明されていません。


よって、選択肢 4 は誤りです。




選択肢 5 ですが
顆粒球コロニー刺激因子とは
顆粒球産出の促進を行うサイトカインの一種です。
抗ウイルス活性を示すとは、証明されていません。


よって、選択肢 5 は誤りです。



以上より、
正解は 1 です。




問題へ戻る